富士登山リベンジ・須走ルート【登山編 】|須走口五合目までバスで行く方法、実際に登ってわかった須走ルートに必要な時間、山小屋に宿泊した体験談など詳しく紹介します。

富士登山リベンジ・須走ルート【登山編 】|須走口五合目までバスで行く方法や、実際に登ってわかった須走ルートに必要な時間、山小屋に宿泊した体験談など詳しく紹介します。




この記事は富士山を須走ルートから登った登山レポートです。

新松田駅から富士山須走口五合目へのバス移動の詳細や、須走ルートを登る目安時間と実際に登った実時間の詳細、服装や持ち物のアドバイス、山小屋の宿泊レポなど、実際に登山して体験したこと・感じたことをたくさんの写真と文章でレポートしていきます。

しっかりとした下調べをした上で実体験をもとにレポートしていますので「ガイドブック」としてもご利用いただけます。

実際に富士山に登る前のシュミレーションとしてお役立てください。

それでは富士登山リベンジ・須走ルート【前編】、スタートです!

 

富士山にリベンジ登山?

前回は8月の上旬、吉田ルートで登山しましたが、山頂付近で強烈な高山病によりダウン。

頭痛と吐き気を必死にこらえながら、約6時間掛けて死に物狂いでなんとか下山。(下山の目安時間は2時間40分)

富士山は登頂できたし、ご来光も拝めた。

でも、下りは体調が悪すぎて全然楽しめなかった!

今回は 上りも下りも健康で、心も体も気持ち良く、楽しい登山にする! をテーマに今年2度目の富士登山に挑戦です。

登山ルートは前回と同じでは面白くないので、登ったことがない須走ルートにしました!

しかも、今回は初めての単独富士登山!

無事リベンジなるか!?

 

今回の富士登山スケジュール

  1. 東京→新松田駅→須走口五合目へ移動
  2. 須走ルートで登山開始
  3. 本七合目の山小屋・見晴館に宿泊
  4. 深夜に出発→山頂へ
  5. 体調次第で剣ヶ峰でご来光
  6. 須走口へ下山、もしくは体調次第で御殿場ルートを下り、プリンスルートを経て富士宮口へ下山
  7. 温泉に入る
  8. 東京へ戻る

 

東京から須走口五合目へのアクセス

新松田駅から須走五合目へ向かう

小田急線の新松田駅で下車。

 

須走口行きのバス停は北口です。

 

北口改札を出て左手にある2番バス停が須走口五合目行きのバス停です。

バスは一般的な路線バス。

バスの乗車券は事前に新松田駅前窓口で購入しておくと便利です。

コウジ
片道の場合はバスに乗った際にSuica・PASMOなどの交通系ICカードを使って支払うことができますよ。
新松田駅前案内所

◉平日
7:45〜12:05
12:50〜18:00

◉土曜日・日祭日
7:00〜12:05
12:50〜15:45

時刻表

小田急線・新松田駅(発) 須走口五合目(着)
7:30 9:00
8:50 10:20
9:50 11:20
10:50 12:20
11:50 13:20
12:50 14:20

※赤→7/13〜9/1の土日祝のみ運行
※緑→7/13〜9/1の平日のみ運行

 

◉新松田駅から須走五合目行き>>時刻表はこちら

◉須走口五合目へは御殿場駅からもバスが出ています。>>時刻表はこちら

 

今回9時50分のバスに乗って須走口に向かいます。

 

バス運賃

新松田駅→須走口五合目

片道 往復
大人 ¥2,060 ¥3,100
子供 ¥1,030 ¥1,550

※往復券は2日間有効。新松田駅前窓口で販売しています。
※須走口五合目からの片道乗車券は東富士山荘・菊屋で販売しています。

 

駅前にコンビニあります

新松田駅のバス停近くにはセブンイレブンがあるので、食料、水分、買い忘れがあっても安心です。

 

富士山・須走口五合目について

11時20分、定刻通りに須走口五合目に到着です。

バスを降りると、下界と比べてだいぶ涼しいです。

コウジ
Tシャツ、短パンだと寒いよ!

 

須走口五合目には山小屋が二軒(菊屋と東富士山荘)あります。

登山前に食堂で食事を取ることもできますし、飲み物なども買うことができます。

 

公衆トイレもあリます。

が、もうすでに登山価格が適応されていて有料200円です。

 

山小屋・東富士山荘はきのこ料理がおすすめ

駐車場側から二軒目にある山小屋・東富士山荘

この山小屋はきのこ料理が美味しいということなので、登山前の腹ごしらえは東富士山荘に決定!

アドバイス

五合目到着後すぐに登山を開始したいところですが、まずは体を高所に慣れさせましょう。

1時間ほどは食事をしたり、登山の準備をしたり、のんびり過ごして、体を高所に慣れさせてから登山を始めるようにしましょう。

体を高所に慣れさせることで、高山病にも掛かりにくくなります。

 

店内は山小屋感満載の作りになっています。

 

着席すると振舞ってくれる「きのこ茶」。

きのこの香りがすごい!

 

メニューはこんな感じ。

本当にきのこ料理の種類が豊富!

きのこが苦手な方も食べられるノーマルなメニューもちゃんとあるので、ご心配なく。

 

僕が注文したのは「きのこカレーライス」。

 

富士山のようにそびえ立つ山盛りのご飯。

 

きのこカレーは名ばかりではなく、本当にきのこがゴロっゴロ。

色々な種類のきのこが入っていて食感も楽しく、きのこ特有のとろみも楽しめて、きのこ好きにはたまらないカレーです。

 

カレーで乾いた喉にキンキン、シュワシュワのコカコーラを流し込む…

美味し!!

富士山限定デザインも登山前の気分を盛り上げます!(通常のペットボトルも同じ金額で選べました。)

 

支払いはクレジットカードやSuica・PASMOなどの交通系ICカードが使えるのもありがたい!

 

須走ルートについて

富士山の登山ルートは4ルート

富士山の登山ルートは吉田ルート、須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルートの全4ルート。

今回登ったのは須走ルートです。

各登山ルートの比較は下記表を参考にしてください。

 

*表は横へスライドできます。

吉田ルート 須走ルート 御殿場ルート 富士宮ルート
登山口 富士スバルライン五合目 須走口五合目 御殿場口新五合目 富士宮口五合目
登山口の標高 2,305m 1,970m 1,440m 2,380m
登り時間 約6時間 約6時間 約7時間 約5時間
下り時間 約4時間 約3時間 約3時間 約3時間
登り距離 約6.8km 約6.9km 約10.5km 約4.3km
下り距離 約7.2km 約6.2km 約8.4km 約4.3km
登山者数(平成29年夏) 172,657人 23,475人 18,411人 70,319人

引用:BE-PAL

 

須走ルートの登山時間の目安

今回登るのは須走ルートです。

引用:富士登山オフィシャルサイト

 

須走ルートを登る大まかな時間配分はこんな感じ。

休憩の時間は含めていないので、実際にはもっと時間が掛かると思っていいでしょう。

コウジ
本七合目までの目安は3時間ですが、写真を撮ったり、休憩したりして、僕が 実際に登ってみたら4時間45分掛かりました。

 

須走ルートのおすすめポイント

七合目から本七合目の途中。 後ろを振り返っても誰一人いません。

須走ルートのいいところは、 とにかく空いているところ。

富士登山者の約8%しか須走ルートから登山していません。

僕は8月末の平日に登りましたが、五合目から本七合目に登るまでの4時間45分の間に一緒になった登山者はわずか5人でした。(すれ違った下山者も10〜20人ほどでした。)

もう、ひたすら空いてます。

プライベートビーチならぬ、プライベート富士山。

もう最高でした。

 

各合ずつ山小屋(売店)もあるので、水分補給の心配はありません。(夜間は山小屋が営業していないので注意してください。)

ゆっくりのんびり自分のペースで登りたい方におすすめです。

 

須走ルートのいまいちポイント

長所は短所でもあります。

須走ルートはとにかく空いているので、単独登山だと人恋しくなるかも。

夜間の弾丸登山の場合は、おそらく周りに人がいないと思うので、なお一層心細くなるかもしれません。

ただ、仲間と複数人で登山する場合は特に気にならないと思います。

 

須走ルート【登り】

それでは実際に登山した様子を写真付きでレポートしていきます。

須走五合目〜六合目(約90分)

「久しぶりにいい天気になったね〜」

山小屋の店員さんとバスの運転手さんがそう話してるのを耳にして、より心踊る登山の始まり。

バス到着から出発まで1時間半、食事をしたり、着替えたり、準備運動をしたり、高地に体を慣らすためにゆっくりと過ごしました。

多少寝不足なこともあり、できるだけ高山病にならないように対策しておきます。

 

13時10分、登山開始。

山小屋から登山道へ進んだ場所で富士山の入山料(保全協力金)1,000円を支払って缶バッジをもらいます。

吉田口の入山料支払いの証は日付入りの木の札だったので、各登山道ごとに種類があるようです。

富士宮口と御殿場口のがどんなのか気になる。

 

登山道の手前には、須走口の山小屋情報と天気情報が書いてある黒板があったのでチェック。

朝8時00分の時点で「本八合目以上は強風、山頂は風速20mの強風で危険な状態だから気を付けてね」と書かれています。

富士山は高度が上がるごとに環境が変わっていくので注意が必要です。

 

この階段から須走口の登山が始まります。

 

階段を上った先にある「古御岳(こみたけ)神社」。

無事に富士登山ができるようにお参りします。

 

さてさて、本格的に登山の始まり!

須走ルートは本六合目あたりまで樹林帯の中を歩くので、山歩きをしている感じを楽しめるのも魅力のひとつ。

 

木漏れ日がたまらなく綺麗。

 

開始早々からゴツゴツとした岩場を歩くので、ソールの硬い登山靴を履いていきましょう。

 

初めての須走ルートでしたが、登山道にはちゃんと案内板があるので迷うことはありません。

 

 

 

 

植物を探しながら歩くのも楽しいものです。

 

しばらく歩くと一気に視界がひらけます。

めちゃくちゃ気持ちいいーーーー!!

 

雲があんなに下に見える。

 

高山植物の緑が青空に映える。

 

雲はどんどん形を変えていきます。

 

そして再び林の中へ。

須走ルートの序盤は景色に変化があるから歩いてて本当に楽しい!

コウジ
富士山、最高かよ。と何度つぶやいたことか。

 

そしてまた、林を抜ける。

 

山肌で砂が巻き上がってる。

やっぱり今日は風が強い。

 

歩いて、写真撮って、休んで、を繰り返してようやくたどり着いた六合目。

白木の鳥居が迎えてくれます。

目安時間は60分、実際には90分掛かりました。

写真を撮らなければもっと早く着くと思います。

 

須走ルートの一番初めの山小屋は長田山荘。

売店、トイレ(有料200円)もあります。

 

六合目からの景色。

標高2400m、雲があんなに低い。

 

売店でポカリを購入、400円。

キンキンに冷えていて、乾いた体にポカリが進む進む。

この長田山荘だけではなく、五合目から本七合目までのすべての山小屋で買ったポカリは最高の冷え具合だった。

コウジ
いつでもキンキンのポカリを提供してくれるなんて最高かよ。

青と白。

ポカリが最高に映える。

 

六合目〜本六合目(約45分)

20分ほど休憩してから出発。

樹林帯はまだ続きますが、風の影響ですごい方向に向かって生えている木々。

 

林を抜けて、視界がひらけて。

上の方に本六合目の山小屋・瀬戸館が見えてきました。

 

五合目付近に比べると木の雰囲気が変わってきました。

 

 

本六合目の山小屋・瀬戸館に到着。

標高は2700m。

目安時間は30分、実際には45分掛かりました。

 

下から見た山小屋がこれ。

 

山小屋から見た景色がこれ。

同じ場所にいても、視点が違うだけでこんなに見えるものが違う。

たまらん〜、楽しいぃ〜

 

山中湖だって見えるようになってきました。

 

トイレの窓からだっていい景色。

トイレは有料200円、ポカリは400円でした。

 

本六合目〜七合目(約60分)

15時30分、出発。

本六合目では5分ほど休んでサクッと出発。

ここまではTシャツと薄手のパーカーだけでしたが、太陽が富士山に隠れて日陰になり寒くなってきたので、厚手のパーカーを羽織ります。

本六合目を過ぎると樹林帯を抜ける。

辺りは荒涼とした景色になってきます。

 

木々がなくなり、地面を這うような植物が増えます。

 

誰もいない。

写真に写っていないだけじゃなくて、本当に誰もいない。

世界におれひとりしかいないんじゃないか感がすごい。

孤独を楽しめる須走ルート最高。

 

そして七合目の山小屋・太陽館が見えてきます。

 

  

だんだん風が強くなって、寒さも増してくる。

パーカーのフードをかぶって、首元に風を当てないだけで寒さを感じなくなります。

パーカーの有能さを実感。

 

16時30分、七合目の山小屋・大陽館に到着。

目安時間は60分、ここで初めて目安タイムと同じ60分で登ってきました。

標高は3090m。

 

大陽館のトイレは有料500円です。タカイヨ…。

ここではノーポカリです。

 

ここでちょっとだけカメラ情報。

今回持ってきたカメラは富士フイルムのXT-2

バッテリーは予備も含めて全部で3つ。

この時点で1つ目のバッテリーが尽きた。早い。

やっぱり富士登山にバッテリー3つじゃ足りなかったか、失敗。

カメラの予備バッテリーについてアドバイス
今回は正規のバッテリー1つと、互換バッテリー2つ、計3つ持ってきました。

互換バッテリーを1つ使い終えて、もう1つの互換バッテリーをカメラにセット。

ちゃんと充電してきたはずが、バッテリーゲージはゼロ。

まだ七合目で残りのバッテリーが1つしかないのはさすがにツラい。

本当に大事な撮影の時(旅行、結婚式、記念日など)は正規のバッテリーを用意することをおすすめします。

写真を撮りたいのに、バッテリーがなくて撮れないなんて無念すぎます。

ちょっと多いかも、くらいでちょうどいいです。

今回であれば5つあれば安心して、思う存分写真が撮れたように思います。

 

七合目〜本七合目(約60分)

15分ほど休憩して16時45分に出発。

今日の目的地は本七合目の山小屋・見晴館。

見晴館で一泊して、深夜に山頂へ向けて出発する予定。

 

七合目から本七合目は30分ほど。

コウジ
ペースも上がってきたし、サクッと本七合目に着いちゃうな!

でも、もうちょっと歩きたい気分。

 

…なんて余裕でいたら、七合目から本七合目がめっちゃキツい!!

 

原因は足場が砂になったこと。

そして、3000mを越えるとやっぱり酸素が薄くなってくる。

七合目開始早々の砂の坂がとにかくキツい。

 

でも、太陽が出てきて空が明るくなったから気分は上がる。

 

そして影富士あらわる。

山小屋目前、夕食にもすぐありつける予定だけど、空腹に耐えかねて新松田駅のセブンイレブンで買ってきたカツサンドを食べちゃう!

今までの人生で食べてきたカツサンド史上、最高の美味さ!

今年食べてきたすべての食べ物の中でトップになってしまったのも間違いない。

そして、水筒に入れてきたギンギンに冷えた麦茶で流し込む、、

美味し!!

コウジ
幸せすぎる…

 

ただし強風。

止まってると、あっという間に体が冷えてくる。

 

あと5分、もうちょっと!!(結局10分掛かった)

 

17時40分、本七合目到着、標高3200m。

目安時間は30分、実際にはカツサンドタイムも含めて約60分掛かりました。

ここキツかったよ…。

夕食の提供の時間の関係で18時までには到着して欲しいと言われていたので、ちょうどいい時間に着きました。

 

今日、宿泊する山小屋・見晴館。

今までは夜間から登り始める弾丸登山しか経験したことがありませんでしたが、今回のように 昼間に登って山小屋で宿泊してから山頂を目指すのは、体力的にも気持ち的にも余裕が生まれていいなと思いました。

 

須走口五合目から本七合目までの登山時間は4時間45分でした。

ちなみに、目安の時間は3時間です。

 

でも時間が掛かっても大丈夫。

自分のペースで無理をせず、楽しみながら登るのがベストですよ!

 

本七合目の山小屋・見晴館について

◉宿泊料金

通常 1泊2食付き 7,800円
1泊1食付き 6,800円
素泊まり 5,700円
特定日 1泊2食付き 8,300円
1泊1食付き 7,300円
素泊まり 6,200円

2019年特定日
・7月13・14・19~31日
・8月1~18・23・24・30・31日
・9月7日

※支払いは当日に現金払い
※トイレは有料200円、宿泊者無料

朝食について
出発時間によりお弁当か山小屋での朝食かお選びいただけます。
ご来光前に出発のお客様はお弁当、山小屋での朝食はご来光後からの提供になります。

キャンセル料
一週間前から   30%
連絡なしの不泊 100%
なお、登山が危険とみなされる強風や大雨の場合には、キャンセル料は発生いたしません。(要キャンセル連絡)
ただし、通常の雨天は該当いたしません。

◎宿泊の流れ
到着
チェックイン手続き(お支払、館内説明、翌日の出発時間の確認)
順次夕食
就寝(館内20時消灯)
起床(登山スケジュールに合わせ各自起床)
朝食 お弁当を選択された方はお弁当を受け取り出発
山小屋での朝食はご来光後より順次提供(朝5:20頃~)
出発 チェックアウトのお手続きはありません
(尚、体調が悪く山頂への登山が難しい場合など、グループの仲間が山頂登山を終えて帰って来るまで山小屋で待っていただくことも可能です。その場合は気兼ねなくスタッフにご相談ください。)

引用:見晴館

 

夕食はカレーとサラダ、お茶。

あったかい食事がありがたいです。

カレーの皿は意外と深いので、少なさは感じませんでした。

が、このカレー1杯が1,000円です。山小屋価格ですね。

 

ちなみに朝食のお弁当はこちら。(ご来光前出発の場合)

このお弁当もひとつ1,000円です。

もし、少しでも節約したい場合は素泊まりで宿泊して、持参した食料を食べるという選択肢もあります。

 

館内の様子はこんな感じ。

消灯前に写真が撮れなかったので、深夜の出発前に撮った写真です。
(ミラーレスカメラなので、シャッター音を鳴らさずに撮影してます。)

ベッドは二段ベッドになっていて、カーテンの中は雑魚寝状態。

 

似たような環境の写真をお借りしました。

もう隣の人とぴったり並んで寝る状態です。

しかも中は暑くて、いびきを書いている人がいたらうるさいです。

正直、全然眠れませんでした。

 

山小屋に泊まるなら耳栓は必須。

今度山小屋に泊まる時は絶対に買っていこうと思いました。

 

登山靴は靴箱に入れます。

自分の登山靴がすぐわかるように、印をつけておくと自分も他人も取り間違えがなくなります。

あと、両足の靴紐を結んでおくと、バラバラにならずに安心です。

 

玄関には金剛杖やトレッキングポール置き場もありました。

グループごとにまとめてくれていたので間違えづらいですが、ちゃんと自分のものか確認して持っていくようにしましょう。

 

それと、山小屋では寝ているだけでもかなり喉が乾きます。

僕は20時の消灯から出発する1時30分までの5時間の間に500mlのポカリを2本飲んでしまいました。

20時までは売店が営業しているので、深夜に登山を開始する方は、登山用も含めて水分の確保をしておいたほうがいいです。

ちなみにドリンク類は1本400円でした。

 

高山病について

高山病に注意

登山をして標高を上げていくと2,000m〜2,500mあたりで高山病の症状が出てきます。

僕の場合は大体3,000mを越えたあたりから症状が出始めます。

前回、夜間から登り始める弾丸登山で吉田ルートを登った時、山頂で強烈な高山病の症状(頭痛と吐き気)が出て体調を崩し、満身創痍の状態でなんとか下山した経験があります。

 

今回は高山病防止のため、3,000m付近の山小屋に泊まり、体を高所に慣らしてから山頂を目指す計画を立てました。

登山時もちゃんと水分を取りつつ、ゆっくりとしたペースで深い息をしながら登ってきましたが、それでも山小屋に着いた時には頭は若干クラクラしていましたし、カツサンドを食べていた時がウソみたいに胃の調子もいまいちな状態になっていました。

(カツサンドを食べた時に体を冷やしたのが原因?)

深夜に出発する時には、若干の頭痛と胃の不快感も感じていました。

 

高山病は高度を上げると症状が重くなるので注意が必要です。

高山病はその場で症状の回復を待つか、高度を下げて症状の回復を待つしかありません。

前回の経験で言えば山頂(3,700m)から下山してきて、七合目あたり(標高3,000m)でだいぶ症状が軽くなったのを覚えています。

絶対に無理はせず、症状が改善しない場合は下山をする決断も必要です。

 

本七合目〜八合目(約15分)

午前1時20分、山小屋出発。

東の空に浮かぶ真っ黒な雲を撮影してから出発です。

それにしても風が強い!

山頂を見上げるとかなり霧がかっていてモヤっとしています。

本七合目あたりも薄く霧が掛かっていて小雨のように感じる状況。

 

わたくし、ひざのコンデションがあまり良くないので、両足にサポーターを装着して登山をしてきました。

サポーターの効果は抜群で、ひざの調子も絶好調!

ここからも頼むぞー!と思っていた矢先、アクシデント発生。

 

トイレに行っている間にサポーターがふたつとも強風で飛ばされなくなってる!

体が持ってかれるくらいの強風なのに、ザックの陰に置いておけば飛ばされることはないだろう、と思ったのが甘かったです…。

 

暗闇の中、ヘッドライトの明かりを頼りにサポーター探し。ナニヲシテルンダ…

1つはなんとか発見!もう1つも丹念に探しましたが発見できず。

ひざのサポートはもちろん、心のよりどころにしていたサポーター先生の紛失はさすがにショックがデカい…。

仕方ない、これも勉強ですね。

午前1時45分、気を取り直して山頂へ向けて出発です。

 

目安時間30分のところ、わずか15分で八合目の山小屋・下江戸屋に到着。

すでに営業終了しているようで、廃墟のようで怖かったです。

ここでは休憩することなく、そのまま本八合目へ向かいます。

 

八合目〜本八合目(約10分)

八合目の山小屋・下江戸屋が吉田ルートと須走ルートの下山道の分岐点になっています。

ここを通り過ぎる時、人感センサーが反応して、女性の声でいきなり音声ガイダンスが流れるので、心臓が止まらないように注意!

僕は真剣に驚きました!

 

八合目から本八合目は目と鼻の先、案内板の通りに誰もいない登山道を登っていきます。

と、登り始めた矢先、下山してきた外国人さんに話しかけられます。

両手人差し指でバツ印をつくりながら「closed」と言いました。

どうやら、これ以上は登れないよと言っているようでした。

とりあえず状況がつかめる場所まで登ってみることにします。

 

20分が目安のところを10分で到着。

そして、本八合目の様子はこんな感じでした。

 

風も強いし、霧は濃くなって視界は悪いし、霧が雨のようになっていて濡れる濡れる。

 

本八合目〜八合五勺

須走ルートは本八合目から吉田ルートと合流します。

富士登山者の60%は吉田ルートで登山してくるので、須走ルートから登ってくると急に人が現れてびっくりします。

ここから山頂までは混雑は必至、須走ルートのようにのびのびと登れません。

 

さて、本八合目に着いた感じでは特に「closed」している様子はない。

行けるところまで行ってみるか、ということで八合五勺を目指します。

雨はまだ降っていませんでしたが、風も強く霧が雨のようになっているのでレインウェアは必須。

一瞬でビショ濡れになります。

 

天気予報が晴れでも山の天気は変わりやすいです。

実際に昼間はスカッと晴れていましたが、夜になったらこの有様。

体が濡れて風にさらされると体温がどんどん下がって、低体温症になる危険があるのでレインウェアは必ず用意するようにしてください。

レインウェアはコンビニや100円ショップに売っているポンチョタイプのものは役に立ちません。

上下に分かれていて、ゴアテックスのような機能性のちゃんとしたレインウェアを用意するようにしましょう。

 

さすがに1回の登山のためだけにレインウェアを買うのはもったいない…

そう思ったあなたにはレンタルがおすすめ!

◉レンタルを考えている方は、登山用品のレンタルショップ「やまどうぐレンタル屋」を実際に利用した時のレビュー記事も合わせてご覧ください。


八合五勺から先は自己責任

八合五勺、山小屋・御来光館に到着。

時刻はたぶん3時00分頃。

スマホを取り出すのが面倒なくらいに天候は荒れている。

ここにきて「closed」と言われた意味がわかりました。

 

誘導灯を持ったスタッフが続々と登ってくる登山者に伝えていたこと…

  • 今後天候はもっと悪くなる、荒れる。
  • 雨はもっと強まるし、山頂付近は強風で危険。
  • 山頂に着いても山小屋は開いていないし、雨風を遮るものは何もない。
  • たとえ山頂に登ったとしても、この悪天候だったらご来光はもちろん、周りの風景さえ見えない。
  • 登ることはできるがすべては自己責任で!

ということでした。

 

登るか、下るか考えました。

心配要因は3つ。

  1. 単独登山であること→もしもの時に仲間がいない。助けを求められない。
  2. 高山病になったらヤバい→前回のような高山病の症状が出たら、この天候では下山どころか死ねる自信がある。
  3. ひざのサポーターが無くなってしまって、ひざの具合が心配→ひざに痛みが出たら下山が危うい。

 

もちろん、体の調子が良ければ問題ない。

でも、高山病の症状が出て、ひざの調子まで悪くなってしまったら、この悪天候では絶対に下山できない。

 

いろいろと考えた結果、下山することに決めました。

山頂の荒れ具合を見てみたい好奇心はありましたが、体調が悪くなって苦しむのは自分だし、他人に迷惑を掛けるのも避けたい。

最悪の事態を想定した時、 何よりも大切なのは命だし、とにかく無事に帰りたい 、そう思いました。

 

ということで、下山決定!

 

後日談

結果、下山中にサポーターをしていないひざは痛くなったし、新調したワークマンのレインウェアは今回の大雨には歯が立たずにびしょ濡れになったし、高山病の症状はやんわり出て、頭は痛くなったし、胃の具合も悪くなったので下山を決断したのは正解でした。

 

この続きは富士登山リベンジ・須走ルート【下山編 】に続きます!

 

まとめ:須走ルートは緑もいっぱいだし、空いていてのんびり歩けるのでおすすめ!

はじめて登った須走ルートですが、序盤は樹林帯もあり緑の中を歩けるのでとても気持ち良かったです。

なによりも登山者が少なくて空いているので、自分のペースでのびのびと歩くことができました。

今までは弾丸登山しか経験がありませんでしたが、昼間の登山は明るいから景色も楽しめるし、危険も少ない。

また、山小屋に泊まれるから体力に自信がない方や子供連れでも安心です。

メジャーな吉田ルートもいいですが、僕はだんぜん須走ルートの方が好きです!

 

今回のカメラとレンズ

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