【Godox V1レビュー】コスパが良くてかなり使えるストロボだった!

【Godox V1レビュー】コスパが良くてかなり使えるストロボだった!
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この記事ではGodox(ゴドックス)のクリップオンストロボ・V1を紹介したいと思います。

早速、実際に使ってみた感想。(仕事で毎日使っています)

「Godox V1」はコスパ最高、おすすめ機能てんこ盛りの買って損をしない使い勝手の良いクリップオンストロボです。

Godox V1をおすすめしたい人
  • 初めて購入するクリップオンストロボをどれにしようか悩んでいる方
  • 安価でハイクオリティなクリップオンストロボが使えたらいいなと思っている方
  • 今使用しているクリップオンストロボのチャージスピードの遅さに不満がある方
  • ストロボをカメラから離してリモートで発光させる「オフカメラライティング」で使用したい方
  • アクセサリーを使用して様々なライティングで表現のバリエーションを増やしたい方

詳しくはこれから紹介していきます。

この「Godox V1」を一言で説明すると、「ProfotoのA1」に激似のクリップオンストロボです。

Profoto(プロフォト)というメーカーはスウェーデンの会社で、プロの写真家やフォトグラファー御用達のストロボメーカーです。

デザインはシンプル、操作性が良くて、とにかく光が綺麗です。

そんなプロフォトが2017年に初めて発売したクリップオンストロボがA1です。(現在はA10が最新)

Profoto A1の登場は衝撃的でした。

Profoto A1の画期的な特徴
  1. 円形のヘッドを採用
  2. マグネット式のアクセサリーの着脱システム
  3. LEDモデリングライトを搭載
  4. 専用のリチウムイオンバッテリーの採用
マチカド

Godox V1ってProfoto A1に似てるよね?

Koji

そう、思いっきりProfoto A1に寄せたのがGodox V1。

もちろん本家Profoto A1の方がクオリティーが高いストロボです。

ただし、その分お値段も高い。(新型のA10は約15万円)

Godox V1」はProfoto A1に思いっきり寄せた機能性とデザイン、そしてProfoto A1の1/4の価格に抑えたコスパ最高のクリップオンストロボです。

Profoto A1が欲しい。

でも、Profoto A1は高くて買えない。

わざわざProfoto A1を買う程じゃない。

そんなあなたには「Godox V1」をおすすめします。

「Godox V1」はキヤノン用ニコン用ソニー用フジフイルム用ペンタックス用オリンパス/パナソニック用と、すべてのカメラで使用することができます。

それでは「Godox V1」について詳しく紹介していきます。

追記:ソニー用にもうひとつ買い増しました

左がソニー用、右がキヤノン用

光が綺麗で、オンカメラでもオフカメラでも使い勝手が良く便利で、しかもコスパが良いのでソニー用として追加購入しました。

追記2:さらにもうひとつ買い増しました

左からキヤノン、キヤノン、ソニー

仕事でガンガン使っているのでキヤノン用を追加で買い増しました。

タップできる目次

Godox V1の製品スペック

まずは「Godox V1」の製品スペックを紹介します。

Godox V1
対応メーカーキヤノンニコンソニーフジフイルムペンタックスオリンパス/パナソニック
出力76Ws
照射角28-105mmのレンズをカバー
バウンススイング(左右)0-330°、チルト(上下)-7-120°
発光時間1/300-1/20000秒
調光補正±3EV(1/3段刻み)
色温度5600±200 K
TTL各メーカーのTTLに対応
シンクロモードハイスピードシンクロ対応、最大1/8000秒、先幕、後幕シンクロ
ワイヤレスフラッシュマスター、スレーブ
制御グループマスター時4、スレーブ時5
送信距離最大100m
チャンネル32ch
AF補助光あり
モデリングランプあり(出力:2W 色温度:3300K±200K)
電源専用リチウムイオンバッテリーVB-26(7.2V、2.6Ah)
チャージスピード約1.5秒(フル発光)
発光回数約480回(フル発光)
サイズ76×93×197mm
重さ約530g

Godox V1の外観レビュー

それでは早速レビューしていきます。

箱はプチプチ袋の中に入れられてガッチガッチに巻かれて到着。

商品の保護意識を感じました、印象良し。

パッケージはこんな感じ。

箱の内容物はこんな感じ。

内容物

1.V1本体
2.バッテリー
3.チャージングステーション(充電器)
4.USBケーブル
5.ACアダプタ
6.説明書
7.ケース
8.ストロボスタンド

「Godox V1」本体はこんな感じ。

ストロボの大きさは全長197mm×横93mm×奥76mm。

重さは約530g。

ちなみにキヤノンのフラッグシップモデル600EX-RTと大きさも重さもほぼ同じなので、違和感なく使えます。

大きく違う部分は発光部の形状。

バッテリーはV1専用のリチウムイオンバッテリーです。

バッテリーは本体の横からスライドして装着するスタイルです。

フル発光で約480回発光できるので、バッテリー容量も十分。

しかも、純正ストロボにはないバッテリーの残量表示がめちゃくちゃ便利でありがたい!

バッテリーはコンセントから充電できます。

ケーブルはUSBケーブルなので、外出先でコンセントがない場合にはモバイルバッテリーに繋いで充電ができるので、いざという時も安心。

カメラへの取り付けはレバーを横にスライドさせると簡単にロック、アンロック状態にできます。

ヘッドの角度は上下で120°

左右は330°まで角度を変えられるので、ほぼすべての角度へ向けて発光させることができます。

しかも、ヘッドの角度を変える部分の固さがしっかりしているので、角度調整も自由自在でアクセサリーを使用しても重さでヘッドが下がる心配もありません。

地味に嬉しいのが日本語の説明書が付属していること。

デタラメな日本語ではなく、ちゃんとした日本語の説明書なので、「Godox V1」の豊富な機能もちゃんと使いこなすことができます。

Koji

Godox TT350を買った時は日本語の説明書がなくて困った経験あり。

自分のカメラに合わせて使いましょう!

▶︎「Godox V1」キヤノン用
▶︎「Godox V1」ニコン用
▶︎「Godox V1」ソニー用
▶︎「Godox V1」フジフイルム用
▶︎「Godox V1」ペンタックス用
▶︎「Godox V1」オリンパス/パナソニック用

【Godox V1】のいまいちポイント

僕は今までメーカー純正のクリップオンストロボを使い続けてきました。

まずは純正ストロボと比較して感じた「Godox V1」のいまいちだと感じた点を紹介します。

「Godox V1」のいまいちポイント
  1. TTL調光の精度が純正に比べるといまいち
  2. 調整ダイヤルが使いずらい
  3. オンカメラ時に発光しないことがある

TTL調光の精度が純正に比べるといまいち

Godox V1」は各メーカーのTTLに対応しています。

僕は「Godox V1」をキヤノンのカメラ(5D4→現在はR6)と合わせて使っています。

「Godox V1」を購入後、日々の仕事で実践投入していますが、純正のクリップオンストロボに比べて強く発光される傾向にあるように感じます。

純正のストロボのTTLよりも暴れる印象。

Koji

純正ストロボではまずなかった現象。

ただし、「純正より劣るから使えない」というわけではなくて、「純正と比べたら劣る」というだけで十分使えるレベルです。

実用レベルの調光精度なので、発光量に応じて自分で調光補正してあげることで問題なく使いこなすことができます。

調光ダイヤルが使いづらい

※この項目はすでにキヤノン純正のストロボを使用している方に向けての項目になります。

使い始めてから1年以上経ちますが、純正から移行した時に感じていた使いにくさも、今は使いづらさを感じずにスムーズに使えています!

Godox V1」はキヤノンのフラッグシップモデルとほぼ同じボタン配置になっているので、キヤノンユーザーにはとても使いやすいです。

左がGodox V1、右がCanon

ただし、「Godox V1」の調光ダイヤルは純正に比べて使いづらいです。

各ストロボの調光ダイヤルをアップにするとこんな感じ。

キヤノン純正のストロボは、ダイヤルと中央にボタンがあるシンプルなデザイン。

ダイヤルの幅が広くて、クリック感もしっかりとあるので操作しやすい。

一方、「Godox V1」のダイヤルはキヤノンと似ていますが、ダイヤルが「ZOOM」「MODE」「+/-(調光補正)」「モデリングランプ」のモードボタンも兼ねている作り。

そのため、ダイヤルの操作中にうっかりボタンを押し込んで、誤操作をしてしまう可能性があります。

しかもダイヤルが細いので、なおさら回しづらいです。

ボタンを押さずに、やんわりダイヤルを回す必要があるので操作性はいまいち。

Koji

慣れれば「こんなものか〜」となるレベルではある。

オンカメラ時に発光しないことがある

仕事で実戦投入して気になったこと。

オンカメラで使用している時(カメラに装着している時)にたまーに発光しないことがあります。

この現象は個体の問題なのか、カメラとの接触の問題なのかはわからないんですが。

でもひとつ言えることは、やり直しができないシチュエーションや、失敗できない状況で使用するのは不安だな、という印象。

Koji

失敗できない状況だったら純正を選んじゃう。

ただ、オフカメラで使用している時は問題なく使用できているので、オフカメラで使用する目的であれば、心配するポイントではありません。

仕事でも、プライベートでも、ある程度余裕がある撮影だったり、オフカメラで使ったり、シビアな状況でない時に使うのがベストかなと思いました。

【Godox V1】のおすすめポイント

今度は「Godox V1」を実際に使ってみてわかったおすすめポイントを紹介したいと思います。

「Godox V1」のおすすめポイント
  1. 円型ヘッドなので、光が綺麗に回る
  2. チャージスピードが早い
  3. LEDモデリングランプが内蔵されている
  4. マグネット式のアクセサリー着脱システム
  5. オンカメラもオフカメラも使える
  6. 価格が安い

円形のヘッドで光が綺麗に回る

Godox V1」は円形のヘッドなので、通常のクリップオンストロボの四角のヘッドに比べて光が綺麗に回りやすいです。

左がキヤノン600EX-RT、右がGodox V1

わかりやすく比較した画像があったので参考に貼っておきます。

引用:Amazon

四角ヘッドのストロボは横長に光が広がっているのに対し、「Godox V1」は円状に光が広がっているのがわかります。

四角ヘッドの光に比べて、なだらかに光が広がるのもヘッドが円形だからこそ。

チャージスピードが早い

「Godox V1」はチャージスピードが早いです。

フル発光でも1.5秒でチャージが完了します。

マチカド

1.5秒でチャージできるって早いの?

Koji

そしたら、キヤノンの最上級機と比べてみよう!

ストロボチャージスピード(マニュアルフル発光)
Godox V1約1.5秒
Canon 600EX-RT約3.5秒
マチカド

圧倒的にGodox V1のほうが早い!

フル発光でも1.5秒でチャージが完了するので、人物撮影の時にチャージスピードの遅さでリズムを崩されることなく、テンポ良くサクサクと撮影することが可能です。

LEDモデリングランプが使える

Godox V1」にはLEDのモデリングランプが付いています。

マチカド

モデリングランプって何に使うの?

Koji

モデリングランプっていうのは、ストロボ光の当たり方や影の出具合を確認するためにあるんだよ。

マチカド

なるほど!
光は一瞬だけど、モデリングランプがあれば光の当たり具合が目視できるってことだね!

Koji

メーカー純正のクリップオンストロボにはモデリングランプは付いていないからありがたいよね。

モデリングランプは、スタジオ用のストロボには当たり前に付いているのものですが、クリップオンストロボに付いているのは画期的な機能です。

ちなみにモデリングランプの色温度は3300K±200Kなので、光は電球色(オレンジ色)です。

マグネット式だからアクセサリーの着脱が楽

「Godox V1」はアクセサリー(別売り)の着脱がマグネット式なので、めちゃくちゃ簡単で使いやすいです!

スクリューでねじ込む必要もなく、カチカチとマグネットで着脱OK!

ドームディフューザー付けたり、

バーンドア付けたり、

グリッド付けたり、

スヌート付けたりできます。

着脱の様子はこの動画がわかりやすいです。→Godox公式

マグネット式なので、アクセサリー同士を重ね付けることも可能です。

バウンスカードをつけた状態で…

さらにドームディフューザーを付ける、みたいなこともできます。

オフカメラでも使える

Godox V1」はカメラに付けて使用できますが、カメラから離した状態(オフカメラ)で使用することもできます。

マチカド

カメラから離したら、どうやって光らせるの?

Koji

無線の送信機で遠隔操作することで、カメラから離してもストロボを光らせることができるよ。

Godoxには無線式の送信機(ワイヤレスフラッシュトリガー)が3機種あります。

そこの記事ではおすすめの2機種を紹介します。

まずは「X-Pro」。

X-Proも「Godox V1」と同様に、それぞれのメーカーのカメラで使用することができます。

「Godox V1」だけではなく、AD200ProAD300ProAD400ProV860IIなどのGodoxのストロボをワイヤレスでコントロールすることができます。

各メーカーのTTL調光も利用できて、ハイスピードシンクロにも対応していて、最大100m離れた場所まで電波を飛ばすことができます。

画面が大きく見やすいので、操作がしやすいのもポイント。

Koji

実際に使っているけどすごく使いやすい!

自分のカメラに合わせて使いましょう!

▶︎「Godox X-Pro」キヤノン用
▶︎「Godox X-Pro」ニコン用
▶︎「Godox X-Pro」ソニー用
▶︎「Godox X-Pro」富士フイルム用
▶︎「Godox X-Pro」ペンタックス用
▶︎「Godox X-Pro」オリンパス/パナソニック用

続いては「X2」。

X2もX-Proと同様に、AD200ProAD300ProAD400ProV860IIなどのGodoxのストロボをワイヤレスでコントロールすることができます。

X-Proとの違いは、ホットシューが付いていること。

送信機をつかいながら、クリップオンストロボをオンカメラしたい時や、Godox以外のメーカーのストロボも一緒に使いたい時もホットシューがあれば別のメーカーの送信機も重ね付けできます。

またX2は、Bluetoothを利用して、スマホから操作することも可能です。

自分のカメラに合わせて使いましょう!

▶︎「Godox X-Pro」キヤノン用
▶︎「Godox X-Pro」ニコン用
▶︎「Godox X-Pro」ソニー用
▶︎「Godox X-Pro」富士フイルム用
▶︎「Godox X-Pro」ペンタックス用
▶︎「Godox X-Pro」オリンパス/パナソニック用

まとめ:Godox V1はコスパが良くて、使える高機能ストロボ

Godox V1」は、円形ヘッドで光は綺麗に当たるし、チャージスピードは速いし、アクセサリーの着脱も簡単だし、価格はProfotoA1の1/3程度でコスパがめちゃくちゃいいので、クリップオンストロボ初心者や、オフカメラで使いたい場合、多灯ライティングに使用する方に特におすすめしたいストロボです。

アクセサリーも多く、幅広い用途で使えるのでとにかく便利。

純正にこだわりがなかったら、「Godox V1」を検討してみてもいいかもしれませんよ。

追記:ソニー用にもうひとつ買い増しました

左がソニー用、右がキヤノン用

光が綺麗で、オンカメラでもオフカメラでも使えて便利で、しかもコスパが良いのでソニー用として追加購入しました。

自分のカメラに合わせて使いましょう!

▶︎「Godox V1」キヤノン用
▶︎「Godox V1」ニコン用
▶︎「Godox V1」ソニー用
▶︎「Godox V1」フジフイルム用
▶︎「Godox V1」ペンタックス用
▶︎「Godox V1」オリンパス/パナソニック用

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