2年使用していたMacBook Pro(15インチ,2016)のバッテリーが突然膨張して爆発。
当然ながら使用不能になってしまったため、修理依頼のためにApple銀座のGeniusBarに爆死したMacBook Proを持ち込みました。
スタッフさんのチェックによると…
- バッテリーの爆発によりMacBook Pro内部のコードが燃えてしまっている。
- バッテリーの交換だけではなく、ロジックボードの交換も必要かもしれない。
詳しくは修理センターに送ってから改めて連絡する、とのことでした。
ちなみに高額な修理費用を覚悟していましたが、見積りは0円でした。
4日後、Appleから電話があり預かったMacBook Proは修理をせず、新品と交換する形で対応させてもらうとの連絡を受けました。
僕が使用していたMacBook Pro(15インチ,2016)と同じものはもう用意できないので、現行品(15インチ,2018)の同等品のスペックのものと交換してもらうことになりました。
◉使用していたMacBook Pro(15インチ,2016)のバッテリーが膨張して爆発した様子と、Apple StoreにMacBook Proを修理に持ち込んだ経緯が下記記事を読んでみてください。
新型MacBook Pro(15インチ,2018)になって帰ってきた
MacBook Proは修理をせず、新品と交換させてもらう、と連絡があってから8日後、新しいMacBook Proが用意できたから取りに来て!と連絡があったので再びApple銀座に向かいました。
同等のスペックのMacBook Proと交換させてもらいます、とは聞いていましたが具体的なスペックは事前に教えてもらえなかったので、どんなスペックになるのかちょっとだけ心配してました。
実際に新品交換してもらった2018年型MacBook Proのスペックは以下
- プロセッサ:第8世代の2.9GHz 6コアIntel Core i9
- ストレージ:1TB SSD
- メモリ:16GB 2,400MHz DDR4メモリ
- グラフィックス:Radeon Pro 560X
- Touch IDセンサーが組み込まれたTouch Bar
- True Tone搭載Retinaディスプレイ
以前使用していた2016年型MacBook Proと今回新品交換してもらった2018年型MacBook Proのスペックの比較はこちら。
*表は横へスライドできます。
2016年型MacBook Pro(CTOモデル) | 2018年型MacBook Pro(CTOモデル) | |
プロセッサ | 2.7GHzクアッドコアIntel Core i7 | 第8世代の2.9GHz 6コアIntel Core i9 |
ストレージ | 1TB SSD | 1TB SSD |
メモリ | 16GB 2,133MHz LPDDR3メモリ | 16GB 2,400MHz DDR4メモリ |
グラフィックス | Radeon Pro 455 | Radeon Pro 560X |
Touch IDセンサーが組み込まれたTouch Bar | Touch IDセンサーが組み込まれたTouch Bar | |
True Tone搭載Retinaディスプレイ |
うんうん、すべてにおいてスペックアップしてますね、満足!
実際にAdobe Lightroom使用時のプレビューの等倍表示する速度や、現像速度は体感的にわかる程スピードアップしています。
突然のMacBook Pro爆発から学んだこと
バックアップは常にしておくこと
2年使用して突然爆死したMacBook Proが、無料でスペックアップした最新のMacBook Proに生まれ変わったのは不幸中の幸いでした。
しかしそう言えるのもTime Machine(タイムマシン)で常日頃からバックアップを取り続けていたからこそ言えること。
正直、一瞬は青ざめました。
うわー、データ全部飛んだーーーーーー!!って。
もし、日頃からバックアップもしていないMacが突然壊れたら、ハードディスクに入っているすべての大切なデータを失ってしまいます。
そんな悲しい思いをしないためにもバックアップは必須。
バックアップさえ取っていれば、今までの状態に復元するのも簡単です。
ちなみに今回のバッテリーの爆発は不在時の部屋の中で起こっており、異臭が部屋中に充満していたことを考えると、もしかしたら発火していたかもしれません。
2015年型MacBook Pro Retinaが突如爆発・炎上するアクシデントが発生←こんな例もありますし、
突然MacBook Proの電源ケーブルから出火!家は丸焦げ、愛猫は死亡←最悪こんな風にもなりますよね。
もし発火していて、部屋に引火、火事になっていたとすれば、Time Machineで使用していたハードディスクもろとも燃えてデータはすべて失っていたでしょう。
僕は仕事でMacBook Proを使っているので、納品前の撮影データを失うのは最低最悪の結果です。
もし、あなたの大切な写真、例えば友達や恋人との旅行の写真、結婚式の写真、子供の成長の記録、思い出の詰まった写真を全部PCだけに保存しておいてバックアップしていなかったら…、データが消えて思い出がすべて消えて無くなってしまうのです。
それを考えるとAmazonPhotosやGoogleフォトなどのクラウドストレージを利用して、どんな状況でもデータは生き残るようにしておくことが重要になります。
Macは2年周期で買い換える
使い方にもよりますが、2年使うと今回のように不具合も出てくるので、2年周期で買い換えるのが故障に対するリスク回避のためにもいい気がします。
また、Macは型落ちでも急激に売値が下がりません。
買取に出すことを考慮すれば、売値との差額で新型Macを手に入れることができます。
例えば、今回の場合だと
◉2016年型MacBook Pro
→買取価格:約13万円
◉2018年型MacBook Pro
→購入価格:約41万円
差額28万円でスペックアップした新型MacBook Proに買い換えることができます。
2016年型MacBook Proは34万円ほどで購入しているので、
13万円で買い取ってもらえたら2年間21万円で使用できていたことになります。
1年換算で10万5千円、1ヶ月換算だと9千円、1日換算だとたったの300円!
そう考えると、2年周期でスペックアップしながら新型に買い換えていくのがベストかなと今回改めて感じました。
まとめ
MacBook Proのバッテリーが爆発して修理不能になると、無料で同等のスペックの新型MacBook Proと交換してもらえました!
バックアップをしていたから、ただただ新型MacBook Proが手に入ってラッキー!!
でも、バックアップを取っていなかったら…
全データを失っていました。
そう考えると怖すぎるー!!!
なので、Time Machine(タイムマシン)によりバックアップは必須!
Time Machineの設定をしておくと、Macが自動的にデータをバックアップしていってくれるので、大事なデータを扱っている人はぜひ導入することをオススメします!
長年MacBook Proを使っている人は1度バッテリーのチェックをしてみてください。
備えあれば憂いなしです。
追記:Apple、バッテリー自主回収プログラムを発表
Appleは2019年6月20日、旧世代のMacBook Proのバッテリーが過熱し、安全上の問題が発生する可能性があるとして、バッテリーの自主回収プログラムを発表しました。
対象製品
2015年9月から2017年2月までの間に販売されたMacBook Pro (Retina, 15-inch, Mid 2015)
対象となるMacBook Proの調べ方は「15インチMacBook Proバッテリー自主回収プログラム」にて、製品のシリアル番号を入力することで確認できます。
対象製品のバッテリーは無償交換されるということです。
詳しくはAppleのサポートページを確認してみてください。
交換手続き
バッテリーを交換する場合は下記のいずれかの方法があります。
- Apple 正規サービスプロバイダ
- Apple Store 直営店
- Apple サポート
ちなみに僕のバッテリーが燃えたMacBook Proは2016年モデルでしたが、対象期間中に購入していたものなので、リコール対象品質のバッテリーだったのかもしれません。
燃えてしまったMacBook Proのシリアル番号を入力してみましたが、該当品ではないか、すでに修理済みのため対象外です、と表示されました。
気になる方はまずは自分のMacBook Proが対象製品なのかチェックしてみてください。
事故が起こってからでは遅いです!