星空や夜景、花火、長時間露光で水の流れや人の流れ、光の軌道を印象的に撮ってみたい!もっと写真の幅を広げたい!と思った時に三脚って欲しくなりますよね!
僕はとにかく軽くて、携帯性が良くて、気軽に持ち運べる三脚を探した結果、SLIK(スリック)のエアリーL100を購入しました!
使ってみた感想は、、
使いやすくて最高!
それではSLIKエアリーL100について詳しく紹介していきます!
エアリーL100の基本情報
全高 | 154.3cm |
エレベーター下げ全高 | 130.9cm |
地上最低高 | 17cm |
エレベータースライド幅 | 23.4cm |
縮長(収納時) | 41.7cm |
パイプ径 | 20mm |
脚段数 | 4段 |
重量 | 980g |
耐荷重 | 1.5cm |
脚ロック式 | レバーロック式 |
雲台 | 自由雲台(交換可) |
材質 | アルミ |
付属品 | 専用ケース |
トラベル三脚を選ぶ3つのポイント
今回、トラベル三脚を選ぶために重視したポイントは以下の3点です。
- 全高(エレベータの高さも含む)が150cm以上
- 縮長(収納時の長さ)の目安が40cm
- 本体重量が1.5kg以下
全高が150cm以上
目線の高さにカメラをセッティングできることは絶対条件でした。
身長171cmの僕の目線は大体160cmほどの高さ。
全高が150cm以上あれば自分の目線の高さにカメラをセッティングすることができます。
目線の高さだったら150cmじゃ低くない?
雲台にカメラを乗せるとちょうど160cmくらいになるんだよ。
カメラの大きさにもよりますが、この三脚でメインに使う富士フイルムのX-T2のファインダーの位置がカメラの底から7〜8cmほどの高さなので、三脚の高さと合わせるとちょうど目線の高さにカメラをセッティングできました。
自分の撮影スタイルからいって、まず自分の目線より低い位置でしかカメラをセッテイングできないなんて、それはもう三脚を使う意味がないと思うんですよね。
手持ちでは出来ないことを三脚を使ってできるようにするのが三脚の役割であって、自分の身体以下のことしか出来ない三脚は使う意味がありません。
目線の位置で写真を撮りたいのに高さが足りないっ!!ってストレスを感じるのも嫌ですし。
三脚に自分の撮りたい画を制限されたくない。
大は小を兼ねるといった部分も三脚選びには重要な要素になります。
縮長(収納した時の長さ)の目安が40cm
大きな三脚を持ち運ぶのは重いし、大きいし、とにかく面倒です。
仕事で使っているGitzo(ジッツォ)の三脚は安定感があって使いやすくて信頼感抜群なんですけど、プライベートでちょっと持ち出そうかなっていう気にならない大きさと重さなんです。
そんなこともあり、出来るだけ小さくコンパクトで、気軽に持ち運べるサイズがいいな〜と考えると40cmが目安かなと思いました。
本体重量が1.5kg以下
縮長と同じくらい重要視したが本体の重量です。
いくら小さくコンパクトでも、本体が重ければ結局持ち歩くのが面倒になります。
その点、エアリーL100の重さはたったの980g!!
軽いは正義です!
【ベルボン・UT-43】と迷った
エアリーL100を選んだ理由は本体重量が980gと1kgを切る超軽量なところが気に入ったからです。
あとはコンパクトなのに全高はしっかり150cm以上あった点。
ただ、コンパクトといっても本当は40cm以下がベストだったのですが、そこは妥協しました。
実はエアリーL100とどっちにしようか悩んだのがベルボンのUT-43。
エアリーL100との比較は以下。
*表は横へスライドできます。
エアリーL100 | UT-43 | |
全高 | 154.3cm | 154cm |
エレベーター下げ全高 | 130.9cm | 137.8cm |
地上最低高 | 17cm | 33cm |
エレベータースライド幅 | 23.4cm | 16.2cm |
縮長(収納時) | 41.7cm | 26.8cm |
パイプ径 | 20mm | 24mm |
脚段数 | 4段 | 6段 |
重量 | 980g | 1.08kg |
耐荷重 | 1.5cm | 2kg |
脚ロック式 | レバーロック式 | ウルトラロック式 |
雲台 | 自由雲台(交換可) | 自由雲台(交換可) |
材質 | アルミ | アルミ |
付属品 | 専用ケース | 専用ケース |
性能的にも、価格的にも似たような三脚のUT-43でしたが、圧倒的に魅力的だったのが縮長の短さ。
数あるトラベル三脚の中でも断トツに小さくコンパクトな驚異の26.8cm!!
A4用紙よりも小さいサイズ!!!
しかも、高さはしっかり154cmまで上がります。
本体重量も1.08kgと軽量なので、持ち運ぶには最高の軽さと小ささ。
ちなみにUT-43の雲台にはエアリーL100の雲台には装備されていないパン回転機構やトルク調整機構、水準器まで付いていたので、
スペックだけを見たらUT-43が完全勝利だったわけです。
でも、、
UT-43のウルトラロック式というベルボン独自の脚のロック方式がどうにも使いづらくて断念しました。
ただ、ウルトラロック式が気にならなければ、小さくて軽い三脚をお探しの方にはUT-43はいい選択肢だと思います。
▶︎▶︎UT-43のウルトラロック式を動画で確認したい方はこちらをクリック
そんなこんなでエアリーL100を選んだわけですが、
- 収納時の細さが500mlのペットボトルとほぼ同じになるため、リュックのサイドポケットに差し込んでおくことができる。
- 三脚を開脚させたり、収納するのがスムーズにできる「ハライチロックシステム」はSLIKならではの設計。
- 雲台のボール部分の精度が高いため、つまみを軽くひねるだけでしっかりと固定することがでる。
などなど…実際にとても使いやすい三脚です。
エアリーL100・レビュー
縮長(脚の収納時)は41.7cm、普通のリュックにも入る大きさで十分コンパクト。
カラーはブラックで、ワンポイントでブルーが入っているだけなのでシンプルでいい。
脚にはラバーグリップが付いているので握りやすいです。
ウレタンフォームのグリップとは違うので、雨が降った時でも水を含むことはありませんし、経年劣化も少ないのでボロボロと崩れて汚くなることも少ないのが特徴です。
脚のロックはレバーロック式。
レバーロック式のいいところは、ワンタッチで脚の固定が出来ますし、ロックしているかしていないかを目で確認できるところ。
ロックし忘れて脚が勝手に縮んで倒れてしまう、、なんてミスが無くなります。
雲台の精度はいいのですが、耐荷重が1.5㎏と少し物足りないスペック。
ミラーレスカメラや小型のAPS-Cカメラでの使用は問題ありませんが、フルサイズの一眼レフカメラで使用するには不向き。
僕は富士フイルムのX-T2で使う予定なので耐荷重は1.5kgあれば十分。
クイックシューのプレートはコンパクトなので、カメラに付けっ放しでも邪魔にならないサイズです。
ちなみに、Canon 5D4(890g)に24-70mm F2.8(805g)の組み合わせ(合計1,7kg、200gオーバー)を雲台にセッティングしてみました。
縦位置はさすがにちょっと厳しいですが、横位置はなんとか使える印象。
もし、エアリーL100でフルサイズ一眼まで使えたら選択肢に入るのにな〜と思ったあなたへ…
SLIKの自由雲台SBH-180 DSに交換してフルサイズ一眼でガンガン使っちゃいましょう!
◉エアリーL100の雲台をSLIKの自由雲台SBH-180 DSに交換すると耐荷重が3kgにパワーアップ!フルサイズ一眼も使える万能三脚に生まれ変わります!SBH-180 DSに興味がある方はレビュー記事も合わせて読んでみてください。
地上最低高は17cmとなっていますが、センターポールをはずして上下逆さに装着すれば、地面ピッタリからでも撮影可能。
モニター固定式のカメラだとこの使い方は現実的ではありませんが、チルト式モニターやバリアングルモニターだと十分に使えます。
縦位置だとこんな感じになります。
まとめ
SLIK・エアリーL100を実際使った感想は「ちゃんとこだわりを持って作ってあるので使いやすい」ということ。
これだけしっかりとしている三脚であれば仕事でも使えそうなので、雲台を交換してフルサイズ一眼でも使えるようにしたいと思います。
旅行などにはもちろん、普段使いもできる三脚として十分使える三脚に仕上がっています。
これで気軽に持ち運べる三脚が手に入ったので、プライベートの写真の幅が広がるのが嬉しー!
エアリーL100が気になった方は一度試してみてくださいね。
▶︎エアリーL100以外のトラベル三脚をお探しの方は「おすすめ三脚9選」の記事も合わせてご覧ください。