軽くてコンパクトなトラベル三脚が欲しくてSLIKのエアリーL100を購入しました。
これが軽くてコンパクトで持ち運びが楽ちん、本当に使いやすい!
▶︎▶︎【購入レビュー】SLIKのトラベル三脚・エアリーL100。コンパクトで軽いので旅行やお出掛けにオススメ!
エアリーL100は軽量でコンパクトゆえに耐荷重が1.5kgしかありませんが、三脚の脚自体は1.5kgを超えても問題なく使えます。
ただ、雲台はミラーレスカメラやAPS-Cサイズの一眼レフカメラでは問題なく使えますが、フルサイズの一眼レフカメラで使おうとした場合、性能的にその重さを支えきれません。
Canon 5D4(890g)に24-70mm F2.8(805g)の組み合わせ(合計1,7kg、200gオーバー)を雲台にセッティングしてみました。
横位置はなんとか使えるものの、縦位置はさすがに無理!
しかし!
エアリーL100の雲台をSLIKの自由雲台SBH-180 DSに交換することで、フルサイズの一眼レフカメラにも使えるようになりました!
それでは、自由雲台SBH-180 DSがどれだけ使えるか雲台なのか詳しく説明していきます!
◉軽くてコンパクトな三脚に興味がある方は以下のページも合わせて読んでみてくださいね。
SBH-180 DSの基本情報
SBH-180 DSはエアリーL100と同じメーカーのSLIK(スリック)が販売している雲台です。
そのため、デザインや質感、ブルーのカラーリングなど、すべてがエアリーL100と違和感なくばっちりハマる仕上がりになっています。ナイス!
SBH-180 DSのスペックは以下のようになります。
高さ | 87mm |
重量 | 180g |
最大搭載質量 | 3kg |
三脚取付ネジ | U1/4 |
カメラ取付ネジ | U1/4 |
アルカスイス互換 |
パッケージはシンプル。
同梱物は六角レンチと説明書、保証書。
エアリーL100に標準装備されている自由雲台SBH-100 DQAとの大きさの違いはこんな感じ。右がSBH-180 DS。
重さは約180g、標準装備の雲台と比べて約45g重くなりますが、その分2倍の重さに耐えられるようになります。
雲台は反時計回りに回転させると簡単に取り外すことができます。
SBH-180 DS底部の三脚取付ネジのサイズはU1/4。
U1/4サイズであればSLIKのエアリーシリーズ(サイズ違いでS、M、Lあります)でなくても、他のメーカーの三脚にも取り付け可能です!
SBH-180 DSのおすすめ機能
固定力に惚れた!軽い力でガッチリ固定できる!
SBH-180 DSを選んだ理由は固定力。
力を入れず、軽い力でノブを回すだけでガッチリと固定されるところに惚れました。
実はSBH-180 DSとどちらを購入しようか悩んだのがVelbon(ベルボン)の自由雲台QHD-S5ASでした。
SBH-180 DSとの比較は以下。
SLIK・SBH-180 DS | Velbon・QHD-S5AS | |
高さ | 87mm | 98mm |
重量 | 180g | 318g |
最大搭載質量 | 3kg | 4kg |
三脚取付ネジ | U1/4 | U1/4、U3/8 |
カメラ取付ネジ | U1/4 | U1/4 |
価格(2019.6月現在) | 約¥11,000 | 約¥13,000 |
その他機能 | アルカスイス互換 | アルカスイス互換 |
トルク調整機構 | ||
水平パン |
SBH-180 DSより一回り大きいVelbon・QHD-S5AS。
Velbon・QHD-S5ASを購入する予定でヨドバシカメラに使い心地を確かめに行きました。
SLIK・SBH-180 DSの方が少し後ろにありますが、それでもVelbon・QHD-S5ASの方が明らかに大きいのがわかります。
最大搭載質量はSLIK・SBH-180 DSよりも1kg多いし、水平パンが付いているのもポイントが高い。
三脚の取付ネジはU1/4(細ネジ)だけではなくU3/8(太ネジ)にも対応しているので、使える三脚の選択肢も広がります。
でも、実際にVelbon・QHD-S5ASを使ってみると…ノブの締まりがイマイチでした。
一応、SLIK・SBH-180 DSも試してみるか…と、触ってみたらノブの固定力がめちゃくちゃいい!
一方Velbon・QHD-S5ASは何回かクルクル回さなければガッチリ固定されませんでした。
自由雲台のノブや、三脚の脚のロック部分などは、軽く回すだけでガッチリ閉まるものが高品質の証。
SLIK・SBH-180 DSはノブの締まりがいいから動作の手数が少なくて済む。
ノブを何度も回すのって、ちょっとのことだけど手間に感じます。
頻繁に使う部分だからこそ、ストレスを感じることなく操作したい。
その点、SLIK・SBH-180 DSは本当に素晴らしいの一言。
アルカスイス互換のクイックシュー
クイックシューとは、カメラを簡単に三脚に取り付けるパーツのこと。
毎回ネジを回して三脚にカメラを取り付けるのは面倒ですよね。
それを簡単にしてくれるのがクイックシューです。
クイックシューですが、統一された規格があるわけではなく、メーカーそれぞれで互換性はありません。
そのため、三脚や雲台を変えるごとにクイックシューも変えなければいけないわけです。
そんな中、アルカスイスというメーカーが作った雲台(クイックシュー)が使いやすいということで、その他のメーカーがその使いやすさをコピーして作ったのがアルカスイス互換の雲台(クイックシュー)なんです。
その為、メーカーが違ってもアルカスイス互換製品であれば、雲台が変わってもそのまま使用できるので便利です。
このポチっと出てるのは脱落防止ピン。
うっかりカメラが滑って落ちないようになっています。
脱落防止ピンは同梱されている六角ナットで引っ込めることもできるので、自分の使い方に合わせて使うことができます。
軽さ、携帯性は変わらずコンパクト
SBH-180 DSに付け替える前のエアリーL100の重さ。
SBH-180 DSに付け替えた後のエアリーL100の重さ。
SBH-180 DSに付け替えても、コンパクトさはもちろん、重さもほとんど変わりません(約45g差)。
カメラをセットしてみる
自分が使うであろうもっとも重い機材をセットしてみました。
- Canon5D4(約890g)
- EF70-200mm F2.8L IS II(約1490g)
- 600EX-RT(約425g)
合計-約2.8kg
2.8kgの重さでもガッチリ固定してくれました、すごい!
ただ、三脚の脚部分はコンパクトさゆえに細いので、脚を全部出した状態でアグレッシブに動かすと多少しなりますが(三脚自体の耐荷重は1.5kgなので笑)許容範囲なので心配ありません。→実証済みです
上の望遠ズームを取り付けた写真では重さに耐えられるかの実験をする為、あえて横側にカメラをセッティングしていますが、三脚座を使用している場合は三脚座を回してカメラの向き変えるといいですよ。
◉横位置
◉縦位置
まとめ
軽くてコンパクトなエアリーL100の雲台を自由雲台SBH-180 DSに付け替えることで、フルサイズ一眼レフカメラも使える三脚にすることができました!
実際にSBH-180 DSに付け替えてから仕事の現場に持って行きましたが、使い心地も抜群、本当に使いやすいです!
ポートレートや風景写真、仕事からプライベートまで幅広く使えるエアリーL100とSBH-180 DSの万能セットをこれから使い倒していきます!
◉軽くてコンパクトな三脚に興味がある方は以下のページも合わせて読んでみてくださいね。
◉SBH-180 DSを付けたエアリーL100が入るカメラバッグをお探しの方はこちらのページも合わせてご覧ください。