スマホで写真を撮るのがスタンダード。
綺麗な写真も撮れる、連写も早い、ポートレートモードだってある、家族や友人、風景や料理だって、なんでも撮れる、動画も簡単。
でも、スマホでは物足りなくなってきた。
でも、いざカメラを買おうと思って家電量販店のカメラコーナーに行ったら…

そんな経験ありませんか?
カメラは専門用語も多くて難しいイメージがあり、初心者が自分に合っているカメラを探すのはなかなか難しいと思います。
今回は実際に使ってみた体験談も踏まえて「【2020年】初心者におすすめするカメラと自分に合うカメラの選び方【SONY・FUJIFILM・OLYMPUS・Canon】」について書いていきたいと思います。
初心者カメラの選び方
「一眼レフカメラ」と「ミラーレスカメラ」の違い


「一眼レフカメラ」と「ミラーレスカメラ」の大きな違いはミラーの有無。
ミラーレスカメラが誕生する前のカメラには(フィルムカメラ、デジタルカメラ含む)、カメラの中に鏡(ミラー)が入っていて、レンズから見える風景を鏡に反射させてファインダーで確認する、という構造になっています。
「一眼レフカメラ」と「ミラーレスカメラ」の構造をわかりやすく説明している動画がありましたのでご覧ください。
一眼レフのレフは「反射」のこと。
だから、鏡(ミラー)のないミラーレスカメラには「レフ」という言葉は入りません。
ミラーレスカメラには鏡がないので、レンズを通して入ってきた風景をイメージセンサーが読み込み、電子ファインダーや液晶モニターに表示させることで、一眼レフカメラと同様に風景を確認することができます。
一眼レフの「一眼」ってなんのこと?
「一眼」の「眼」はレンズのこと。
数字はレンズの数を表します。
例えば、これは「一眼」。
ミラーレスカメラも正確に言うと「ミラーレス一眼カメラ」ということになりますね。
これは「二眼」。
これは「三眼」。
引用:Apple
センサーサイズは「フルサイズ」じゃなくていい
カメラの中に搭載されている映像を読み込むイメージセンサーは3種類あります(中判は含まず)。
- フルサイズ(36.0mm✕24.0mm)
- APS-C(23.6mm✕15.8mm)
- マイクロフォーサーズ(17.3mm✕13.0mm)


イメージセンサーの大きさを比較するとこんな感じ。
フルサイズが一番大きくて、APS-C、マイクロフォーサーズとサイズが小さくなっていくのがわかります。
スマホ(iPhone11)に入っているセンサーサイズは、デジタルカメラのセンサーと比較するとこんなにも小さいです。


フルサイズはセンサーが大きい分、カメラも大きくて重くなる傾向がありますし、マイクロフォーサーズのカメラは、センサーサイズが小さい分、カメラを小さくて軽くできるメリットがあります。
もちろんフルサイズの良さはありますが、APS-Cやマイクロフォーサーズのカメラでも、フルサイズに負けない高画質な写真や動画を撮ることができます。

ミラーレスカメラは小さく軽くて持ち運びやすい
「一眼レフカメラ」は構造的にカメラが大きく重たくなりがちです。
一方「ミラーレスカメラ」は構造的にカメラを小さくできるので軽いカメラが多いです。
初心者は小さくて軽いミラーレスカメラがおすすめです。
大きく重たいカメラはだんだん持ち歩くのが邪魔になり、面倒になり、最終的に写真を撮らなくなります。
普段使っているバッグに忍び込ませられる大きさのカメラ位がちょうどいいんです。
画素数は2000万画素あれば十分
最近のカメラはは最近はどんどん高画素化していて、4000万画素を超えるカメラも増えてきています。
もちろん高画素のカメラで撮った写真は、細かい部分まで鮮明に写しとることができますし、広く撮った写真をトリミングする(小さく切り出す)時も、高画素のカメラで撮ったデータの方が余裕があって便利です。
でも、プリンターで写真を印刷する場合、A3サイズ(297mm×420mm→A4を2倍にした大きさ)までの大きさであれば2000万画素あれば十分です。
風景や星などの自然の写真を撮る場合は鮮明に写した方が、よりくっきり立体的に見えるかもしれませんが、例えば女性や子供の写真を撮る時に、毛穴のひとつひとつ、肌の調子までくっきり見えるレベルの写真を撮る必要はあるでしょうか?
ちょっと曖昧に写る位(2000万画素でも十分綺麗に写ります)がちょうどいいとも言えます。
また、画素数が大きければ大きいほど、写真1枚のデータの容量が大きくなります。
その大きなデータを扱うための高スペックのPCや、大容量のメモリーカードも必要になります。
キヤノンやニコンの最上級機「EOS-1D X Mark lll」や「D6」などの価格が80万円もするカメラは、画素数が2000万画素程度です。
無意味な高画素カメラは必要ありません。
カメラは2000万画素あれば十分なんです。
オートフォーカス性能で選ぶ
正直、今はどのカメラもオートフォーカス性能が高いので、どんなカメラを買っても失敗することはありません。
動き回る子供の写真、運動会、スポーツ写真などの動きの激しい写真を撮影したい場合は、よりオートフォーカス性能が高いカメラを選んだ方がいいでしょう。
「ミラーレスカメラ」はピントを合わす点の数(測距点)が一眼レフカメラよりも多く、瞳AF(カメラが人の顔や目を自動判別してピントを合わせてくれる)機能が充実しているので、初心者が選ぶのであれば一眼レフカメラよりもミラーレスカメラがおすすめ。
手ぶれ補正はなくてもいい
暗い場所での写真撮影や、動画の撮影時に効果を発揮する「手ぶれ補正機能」。
手ぶれ補正機能はあるに越したことはありませんが、手ぶれ補正機能が付いた初心者向けのカメラはあまりないのが実情。
でも、手ぶれ補正機能のついたレンズを使用したり、絞り値の明るいレンズを使用することでカバーできるので、「手ぶれ補正機能」がないカメラでも安心して使うことができます。
初心者におすすめするカメラ一覧
それでは、初心者がカメラを選ぶポイントを参考にして、実際に使ってみた感想をもとにおすすめカメラを選んでみました!
*表は横へスライドできます。
製品名 | α6400 | α6100 | X-T30 | OM-D EM10 Marklll | EOS Kiss M | EOS Kiss X9i | 製品名 |
写真 | 写真 | ||||||
メーカー | SONY | SONY | FUJIFILM | OLYMPUS | CANON | CANON | メーカー |
発売日 | 2019年2月22日 | 2019年10月25日 | 2019年3月20日 | 2017年9月15日 | 2018年3月23日 | 2017年4月7日 | 発売日 |
センサーサイズ | APS-C (Exmor CMOSセンサー) |
APS-C (Exmor CMOSセンサー) |
APS-C (X-Trans CMOS 4センサー) |
マイクロフォーサーズ (4/3型 Live MOS センサー) |
APS-C | APS-C | センサーサイズ |
有効画素数 | 約2420万画素 | 約2420万画素 | 約2610万画素 | 約1605万画素 | 約2410万画素 | 約2410万画素 | 有効画素数 |
写真の記録形式 | JPEG/RAW | JPEG/RAW | JPEG/RAW | JPEG/RAW | JPEG/RAW | JPEG/RAW | 写真の記録形式 |
使用レンズ | ソニーEマウントレンズ | ソニーEマウントレンズ | FUJIFILM Xマウントレンズ | マイクロフォーサーズマウントレンズ | キヤノンEF-Mレンズ (マウントアダプターを使用すればEF、EF-Sレンズも使用可能) |
キヤノンEFレンズ (EF-Sレンズを含む) |
使用レンズ |
記録媒体 | SDカード (SD、SDHC、SDXC(UHS-I対応)) |
SDカード (SD、SDHC、SDXC(UHS-I対応)) |
SDカード (SD、SDHC、SDXC(UHS-I対応)) |
SDメモリーカード (SDHC、SDXC、UHS-I,II、Eye-Fiカード対応) |
SDカード (SD、SDHC、SDXC(UHS-I対応)) |
SDカード (SD、SDHC、SDXC(UHS-I対応)) |
記録媒体 |
AF | ファストハイブリッドAF (位相差検出方式/コントラスト検出方式) |
ファストハイブリッドAF (位相差検出方式/コントラスト検出方式) |
インテリジェントハイブリッドAF (TTLコントラストAF/TTL位相差AF) |
ハイスピードイメージャAF | デュアルピクセルCMOS AF |
|
AF |
AF測距点 | 425点 | 425点 | 425点 | 121点 | レンズにより143点(横約88%縦約100%) もしくは99点(横約80%、縦約80%) |
45点 | AF測距点 |
連続撮影枚数/秒 | 11コマ | 11コマ |
|
8.6コマ | 7.4コマ | 6コマ | 連続撮影枚数/秒 |
動画 | 4K(3840×2160)30p | 4K(3840×2160)30p | 4K(3840×2160)30p | 4K(3840×2160)30p | 4K(3840×2160)24p | Full HD 60p | 動画 |
動画の記録形式 | XAVCS/AVCHD | XAVCS/AVCHD | MOV | MOV | MP4 | MP4 | 動画の記録形式 |
モニター | 3.0型 可動式(タッチパネル) | 3.0型 可動式(タッチパネル) | 3.0型 2方向チルト式(タッチパネル) | 3.0型 可動式液晶(タッチパネル) | ワイド3.0型 バリアングル液晶(タッチパネル) | ワイド3.0型(タッチパネル) | モニター |
自撮り | ◯ | ◯ | ✕ | ✕ | ◯ | ✕ | 自撮り |
サイレント撮影 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | △(専用モード(SCN)のみ使用可能) | ✕ | サイレント撮影 |
ボディ内手ぶれ補正 | ✕ | ✕ | ✕ | ◯ | ✕ | ✕ | ボディ内手ぶれ補正 |
防塵・防滴 | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | 防塵・防滴 |
内臓フラッシュ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 内臓フラッシュ |
WiFi | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | WiFi |
Bluetooth | ◯ | ◯ | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ | Bluetooth |
大きさ | 120.0mm(幅) × 66.9mm(高さ) × 59.7mm(奥行) |
120.0mm(幅) × 66.9mm(高さ) × 59.4mm(奥行) |
118.4mm(幅) × 82.8mm(高さ) × 46.8mm(奥行) |
121.5mm(幅) × 83.6mm(高さ) × 49.5mm(奥行) |
116.3mm(幅) × 88.1mm(高さ) × 58.7mm(奥行) |
131.0mm(幅) × 99.9mm(高さ) × 76.2mm(奥行) |
大きさ |
重量 | 約403g (バッテリー、メモリーカード含む) |
約396g (バッテリー、メモリーカード含む) |
約383g (バッテリー、メモリーカード含む) |
約410g (バッテリー、メモリーカード含む) |
ブラック:約387g ホワイト:約390g (バッテリー、メモリーカード含む) |
約532g (バッテリー、メモリーカード含む) |
重量 |
おすすめNo.1:SONY(ソニー)【α6400】

「α6400」はスタンダードモデル(中位モデル)にも関わらず、プロ向けの最上位機種「α9」譲りのめちゃくちゃ優秀なオートフォーカス(AF)機能が使えます。
AIが人間や動物の目を自動感知してピントを合わせてくれる「瞳AF」が優秀なので、ピンボケの失敗写真が減り、綺麗な写真が撮れちゃいます!
しかも、ピント合わせのスピードは世界最速0.02秒。
ポートレート撮影はもちろん、動き回る子供、ペットの写真、車や鉄道など動きの速い被写体にもばっちりとピントを合わせられるので、幅広いジャンルの写真を撮ることができるカメラです。
【α6400】のおすすめポイント


「α6400」のおすすめポイントはこんな感じ。
- オートフォーカス(AF)機能が最強
- 瞳AFも最強
- 動画でもピント合わせはカメラ任せでOK
- 撮影者に合わせてボタンのカスタマイズができて使いやすい
- 可動式モニターが便利
- 小さくて、軽くて、持ちやすい
- 人、モノ、動物、鉄道、スポーツ、なんでも撮れる
- 初心者から上級者まで幅広く使える
それでは「α6400」のおすすめポイントを詳しく紹介していきます!

【α6400】の基本情報
※表は横へスライドできます
発売日 | 2019年2月22日 |
センサーサイズ | APS-Cサイズ(Exmor CMOSセンサー) |
有効画素数 | 約2420万画素 |
写真の記録形式 | JPEG/RAW |
使用レンズ | ソニーEマウントレンズ |
記録媒体 | SDカード(SD、SDHC、SDXC(UHS-I対応)) |
カードスロット数 |
シングル |
AF | ファストハイブリッドAF (位相差検出方式/コントラスト検出方式) |
AF測距点 | 425点 |
連続撮影枚数/秒 | 最高11コマ |
動画 | 4K(3840×2160)30p |
動画の記録形式 |
XAVC S/AVCHD |
モニター | 3.0型 可動式(タッチパネル) |
自撮り | ◯ |
サイレント撮影 | ◯ |
ボディ内手ブレ補正 |
✕ |
防塵・防滴 |
◯ |
内蔵フラッシュ | ◯ |
WiFi | ◯ |
Bluetooth | ◯ |
大きさ | 約120.0mm(幅) × 66.9mm(高さ) × 59.7mm(奥行) |
重量 | 約403g(バッテリー、メモリーカード含む) |
ボディカラーは「ブラック」と「シルバー」の2カラーから選べます。
ボディーだけでも販売もしていますが、初めてカメラを買う人は「レンズキット」がおすすめです。

☞初心者に読んでほしいSONY(ソニー)【α6400】のレビュー記事はこちら
【α6400】実写レビュー


α6400に用意されているキットレンズ「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」で東京の街を撮影してきましたので作例としてご覧ください。
【α6400】はピントが合う範囲が広い
ピントを合わせられる範囲のイメージはこちら!
引用:SONY
ピントを合わせるポイント(測距点)は425点もあり、画面の約84%の範囲でピント合わせが可能!
しかもα6400には最先端技術が搭載されているので、カメラが人物や動物の瞳を自動感知してピントを合わせることができます。
だからピント合わせの失敗が少なく、スピードも早いんです。
【α6400】はAFがすごい
α6400のスゴさは、人や動物の目にピントを合わせる瞳AFの性能。
まずはこちらの映像をご覧ください。
瞳を検出してピントを捉えたら離しません!
道路を走る車でオートフォーカス(AF)のテスト撮影をしてみました!
そのまま通り過ぎる…かと思いきや、路肩へ停車すべく、こちらへ猛スピードで向かってくる1台の車。
このまま轢かれるのでは?と思ったくらい、勢い良くこちらへ向かってきたタイミングで撮影しました。
連写で18枚撮影しましたが、すべての写真のピントがバッチリ合っていました!
赤丸を付けた写真をこんな感じ。
カメラのオートフォーカス性能が高くなければ絶対にピントが合わせられないシチュエーションです。

α6400のAFはピント合わせのスピードが早いだけではなくて、追従性能が他のカメラメーカーのものよりも群を抜いて優秀だと感じた結果でした。
やはりソニーのカメラを選ぶ最大のポイントは優秀すぎるオートフォーカス性能です。
【α6400】はボタンがカスタマイズできて使いやすい
引用:SONY
α6400はボタンのカスタマイズができてめちゃくちゃ便利です。
ボタンのカスタマイズができないカメラって本当に使いづらいんです。
でもα6400は自分の撮影スタイルにに合わせて、最大89項目の中から頻繁に使う機能を使いやすいボタンに割り当てることができます。


【α6400】は可動式液晶モニターで自撮りも簡単
α6400の液晶モニターは上下に角度を調整することができます。(上方向に約90度、下方向に約74度)
モニターが動かせるので、子供や動物の目線に合わせてカメラを低く構えたり、手を伸ばして高い場所からのハイアングルの写真も、簡単に撮影することができます。
モニターを180度反転させることもできるので、写真でも動画でも簡単に自撮りができて便利です。
モニターに触れるだけでそのまま写真を撮れるタッチシャッター機能もあるので、スマホ感覚で撮れる手軽さも嬉しいです。
- ピントを合わせられる範囲の広さ
- ピントの合うスピード
- 自動的に瞳にピントを合わせてくれる瞳AF
- 動かせる液晶モニター
- スマホ感覚のタッチシャッター機能

【α6400】は小さくて、軽くて、持ちやすい
カメラ本体の重さはバッテリー、メモリーカード含めてたったの406g!
500mlのペットボトルよりも軽い!
しかも、軽いだけではなくコンパクト!
カメラの横幅(120.0 mm)はiPhone5(SE)を横にした長さ(123.8 mm)よりも小さいです。
キットレンズの「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」と合わせても約500g程なので、気軽に持ち運べるのも嬉しい。
【α6400】のいまいちポイント


【α6400】には手ぶれ補正がない
α6400には「手ぶれ補正」機能がありません。
正直、手ぶれ補正がなくてもたいして困ることはありません。
ただ、手持ちで動画撮影をする時は手ぶれ補正がないと、画面の揺れが気になることもあるかもしれません。
もし、動画も本格的に撮りたい、ゆくゆくはYouTuberになる、などの目的の方はあらかじめ手ぶれ補正機能が付いた「α6600」をおすすめします。
【α6400】はシングルスロット
α6400はシングルスロットのカメラです。
「シングルスロット」とは写真や動画を保存する記録媒体(α6400はSDカード)が1枚(シングル)だけ入る仕様のこと。
上級機になると大抵「ダブルスロット」(記録媒体が2枚(ダブル)入る仕様)になっています。
シングルスロットのデメリット
- データの扱いに注意が必要
- 2枚のカードに同時記録できない
- RAWとJPEGの撮り分けができない

- デメリット1【データの扱いに注意が必要】
1枚のカードにしか記録されていないので、撮影データをうっかり消してしまった、撮影データが消えてしまった、などの場合にはすべての写真、動画が失われるので注意が必要です。
これはスマホに写真を撮りためていたけど、壊れてしまった、紛失した、水没させた、などで撮影データを失ってしまう事と同じです。
そのため、撮影データは頻繁にPCやクラウドにバックアップする必要があります。
- デメリット2【2枚のカードに同時記録できない】
「データの扱いに注意が必要」と共通していて、もしもの時に1枚のカードが壊れてデータが失われてしまった場合、もう1枚に同じデータが記録されていた場合、データ消失のリスクを回避できる、といった保険的な意味で使用します。
写真を仕事にしている場合は「同時記録は絶対」ですが、趣味の範囲であれば、そこまで神経質になる部分ではありません。
- デメリット3【RAWとJPEGの撮り分けができない】
「同時記録の必要性」と同じように、仕事の撮影の場合、とりあえずJPEGはその場でクライアントに納品、RAWは持ち帰って現像処理後に改めて本番データを納品、などのように使用するためのもので、こちらも趣味の範囲であればあまり必要ないでしょう。

【α6400】最高の初心者カメラ
α6400は操作性も良くて高画質、AF性能も優秀だから、初心者にぴったり。
今後、上位機種を買ったとしても、サブカメラとして十分長く使っていける完成度の高いカメラです。
▼レンズが小さくて持ち運びやすい標準ズームレンズキット

▼2本のズームレンズで風景・人物撮影〜子供の運動会までオールジャンルで撮影OKなダブルズームキット

▼標準ズームと望遠ズームを合わせた最強の高倍率ズームレンズキット

☞さらに詳しいSONY(ソニー)【α6400】のレビューはこちら

おすすめNo.2:SONY(ソニー)【α6100】


SONY(ソニー)の「α6000シリーズ」は3グレードに分かれていて、「α6100」は下位モデルとなりますが、中位モデルのα6400とほぼ同等の機能性も持っているカメラです。
*表は横へスライドできます。
【α6100】とα6400の比較
α6100とα6400の違いは下記表にまとめました。
*表は横へスライドできます。
α6100 | α6400 | |
外装 | 樹脂製 | マグネシウム合金 (トップカバー、フロントカバー) |
ファインダー解像度 | 144万ドット | 236万ドット |
防塵防滴 | ✕ | ◯ |
アンチダスト機能 | ✕ | ◯ |
【動画用】ピクチャープロファイル | ✕ | ◯ |
正直に言って、スペックはほぼ同じです。
α6400と大きく違うところは「ファインダー解像度」。
α6100は144万ドットで、α6400は236万ドット、ドット数が多い分α6400のファインダーの見え方の方が綺麗です。
下の写真はSONYのα7R IIIのファインダー(左)と、α7R IVのファインダー(右)の見え方を比較した写真ですが、右の画像の方が鮮明で綺麗です。
α6100とα6400のファインダーも同じで、α6400のファインダー方が綺麗に見えます。
引用:SONY
確かに交互にファインダーを見比べたら違いはわかりますが、α6100のファインダーだけを見ていてもそれほど見にくい感じはしませんでした。


ファインダーの性能の違いに約20,000円の差が高いと感じるか、安いと感じるかがα6100とα6400のどちらかを選ぶかのポイントになります。
- 大きな違いはファインダーの見え方。
- 外装は金属製でα6400のほうが頑丈。
- 雨などによる水濡れや、砂やほこりっぽい場所にも強いのはα6400。
- α6400にはイメージセンサー(写真を記録する場所)のゴミ取り機能がある。
- α6400には動画撮影時にフィルターをかけて、色のテイストを変えられる。
【α6100】の基本情報
※表は横へスライドできます
発売日 | 2019年10月25日 |
センサーサイズ | APS-Cサイズ(23.5 x 15.6mm)、Exmor CMOSセンサー |
有効画素数 | 約2420万画素 |
写真の記録形式 | JPEG/RAW |
使用レンズ | ソニーEマウントレンズ |
記録媒体 | SDカード(SD、SDHC、SDXC(UHS-I対応)) |
カードスロット数 | シングル |
AF | ファストハイブリッドAF(位相差検出方式/コントラスト検出方式) |
AF測距点 | 425点 |
連続撮影枚数/秒 | 最高11コマ |
動画 | 4K(3840×2160)30p |
動画の記録形式 |
XAVC S/AVCHD |
モニター | 3.0型 可動式(タッチパネル) |
自撮り | ◯ |
サイレント撮影 | ◯ |
ボディ内手ブレ補正 |
✕ |
防塵・防滴 |
✕ |
内蔵フラッシュ | ◯ |
WiFi | ◯ |
Bluetooth | ◯ |
大きさ | 約120.0mm(幅) × 66.9mm(高さ) × 59.4mm(奥行) |
重量 | 約396g(バッテリー、メモリーカード含む) |
ボディカラーは「ブラック」と「ホワイト」の2カラーから選べます。
ボディーだけでも販売もしていますが、初めてカメラを買う人は「レンズキット」がおすすめです。
【α6100】とα6400、どっちを買うか迷う
α6400ではなく、あえて「α6100」を選ぶメリットは約20,000円の価格差。
浮いたお金で、レンズの保護フィルターやSDカード、液晶モニターの保護フィルター、予備バッテリーを一通り揃えることができます。


▼レンズが小さくて持ち運びやすい標準ズームレンズキット

▼2本のズームレンズで風景・人物撮影〜子供の運動会までオールジャンルで撮影OKなダブルズームキット

☞さらに詳しいSONY(ソニー)【α6100】のレビューはこちら

おすすめNo.3:FUJIFILM(富士フイルム)【X-T30】
FUJIFUILM(富士フイルム)の「X-T30」をオススメするポイントはフイルムメーカーの富士フイルムならではの色彩の美しい写真が撮れるところ。
「X-T30」は中位モデルにも関わらず、上位モデル「X-T3」と同等の高画質とオートフォーカス性能。
ボディは小さくて軽いので「小さな巨人」とキャッチコピーをつける程コストパフォーマンスに優れたカメラです。
【X-T30のおすすめポイント】


道具の優秀さで言えばSONYのα6400やα6100が上ですが、写真を綺麗に撮れるという点で言えば「X-T30」が圧倒的に上です。
「X-T30」のおすすめポイントはこんな感じ。
- 上位モデル「X-T3」と同等の高画質・オートフォーカス性能
- フィルムシュミレーションで初心者でも綺麗な写真が撮れる
- 動画でもフィルムシュミレーションが使える
- 瞳AFもバッチリ!高速・高精度のオートフォーカス
- 可動式モニターが便利
- フィルムカメラのようなレトロなデザイン
- カメラが小さくて軽い
- 人、モノ、動物、鉄道、スポーツ、なんでも撮れる
- 初心者から上級者まで幅広く使える
【X-T30】の基本情報
富士フイルムのカメラは3グレードに分かれていて、X-T30は小さなボディに上位モデルの高性能を詰め込んだコストパフォーマンスに優れた中位モデルです。
*表は横へスライドできます。
※表は横へスライドできます
発売日 | 2019年3月20日 |
センサーサイズ | APS-Cサイズ(X-Trans CMOS 4センサー) |
有効画素数 | 約2610万画素 |
写真の記録形式 | JPEG/RAW |
使用レンズ | FUJIFILM Xマウント レンズ |
記録媒体 | SDカード(SD、SDHC、SDXC(UHS-I対応)) |
カードスロット数 |
シングル |
AF | インテリジェントハイブリッドAF (TTLコントラストAF/TTL位相差AF) |
AF測距点 | 425点 |
連続撮影枚数/秒 | 約30コマ/秒(電子シャッター使用時) 約8コマ/秒(メカニカルシャッター使用時) |
動画 | 4K(3840×2160)30p |
動画の記録形式 |
MOV |
モニター | 3.0型 2方向チルト式(タッチパネル) |
自撮り | ✕ |
サイレント撮影 | ◯ |
ボディ内手ブレ補正 |
✕ |
防塵・防滴 |
✕ |
内蔵フラッシュ | ◯ |
WiFi | ◯ |
Bluetooth | ◯ |
大きさ | 約118.4mm(幅) × 82.8mm(高さ) × 46.8mm(奥行) |
重量 | 約383g(バッテリー、メモリーカード含む) |
ボディカラーはブラック、シルバー、チャコールシルバーの3カラーから選べます。
ボディだけの販売もしていますが、初めてカメラを買う人は「レンズキット」がオススメです。
特に「XF18-55mmF2.8-4 R LM OISレンズキット」が使いやすいからオススメ。
☞初心者に読んでほしいFUJIFILM(富士フイルム)【X-T30】のレビュー記事はこちら
【X-T30】実写レビュー


標準ズームレンズ「XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS」「XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ」2本と、万能レンズ「XF23mm F1.4R」の計3本で撮影してきた写真をご覧ください。
【X-T30】は初心者が一番綺麗に写真を撮れるカメラ
PhotoshopやLightroomなどの画像処理ソフトを使えば、どのメーカーのカメラで撮った写真も思い通りに調整できます。


でもX-T30なら調整しなくても綺麗な写真が撮れるよ!
今までたくさんのメーカーのカメラを使ってきましたが、 富士フイルムで撮れる写真の綺麗さは別格!
その秘密は「フィルムシュミーレーション」という富士フイルム独自の機能。
「フィルムシュミーレーション」は撮りたい物や人に合わせて色調を変えたり、ふんわりと柔らかい写真にしたり、パキッとカッコいい写真にしたり、カメラのモニターを見ながら簡単に写真のテイストをコントロールできる機能です。
富士フイルムの豆知識
富士フイルムはデジカメはもちろん、チェキや写真フィルム、化粧品や医療機器、健康食品まで幅広いジャンルの製造・販売している会社です。
でも、元々は写真フィルムを製造している会社でした。
若い世代はデジタルカメラが当たり前でフィルムカメラに馴染みがないかもしれません。
フィルムってこんな感じです。
「フィルムシュミレーション」は今まで富士フイルムがフィルム製造で培った技術を、デジタルカメラでも楽しめるようにした機能なんです。
フィルムシュミレーションは、「フィルムを選ぶ感覚」であれこれ設定を変えながら「自分の好き」を発見できる楽しい機能なんです。

それでは実際に「フィルムシュミーレーション」による表現の違いを比較してみましょう。

PROVIA (スタンダード):標準的な発色と階調で人物・風景など幅広い被写体に適します

Velvia(ビッビド):高彩度な発色とメリハリある階調表現で風景・自然写真に最適です

ASTIA(ソフト):落ち着いた発色とソフトな階調でしっとりとした表現に適します

クラシッククローム:発色をおさえ暗部のコントラストを高めることで落ち着いた表現に適します

PRO Neg. Hi:コントラストを高めたややメリハリのあるポートレート撮影に適します

PRO Neg. Std:やわらかな階調で肌色の質感を再現したいポートレート撮影に適します

ETERNA:シネマフィルム調の落ち着いた発色と豊かなシャドウトーンが特徴が特徴。

ACROS:黒の締まり、豊かな階調が特徴のモノクロモード。

モノクロ


ブラケティング撮影とは、一度シャッターボタンを押すと、3種類のフィルムシミュレーション撮影ができる機能。
わざわざ一枚ずつ設定を変えなくても、お気に入りのシュミレーションを設定しておけば、簡単に複数のテイストの写真を撮れてしまいます。
【X-T30】は瞳AFがすごい
まずはこちらの映像をご覧ください。
瞳を検出してピントを合わせ続ける「瞳AF」がスゴい!!
【X-T30】はピントを合わせるポイントが425点もある
ピントを合わせられる範囲のイメージはこちら!
引用:富士フイルム公式
ピントを合わせるポイント(測距点)は425点もあり、画面のほぼ全体でピント合わせが可能です。
しかも瞳AFが優秀で、カメラが人物の瞳を自動感知してピントを合わせることができます。
また、X-T30は上位モデルのオートフォーカス性能と同等なので、とにかくピントを合わせのスピードが早いです!
【X-T30】は可動式液晶モニターで撮影しやすい
X-T30の液晶モニターは上下に角度を調整することができます。
モニターが動かせるので、子供や動物の目線に合わせてカメラを低く構えたローアングル撮影や、手を伸ばして高い場所からのハイアングル撮影も簡単です。
また、モニターにタッチするだけでピント合わせができて、そのまま写真を撮れるタッチシャッター機能もあるので、スマホ感覚で手軽に写真を撮ることができます。
【X-T30】のいまいちポイント


【X-T30】はカメラが持ちにくい
X-T30のボディは「小さな巨人」とキャッチコピーをつける程、小さくて軽いです。
フラットでシンプルなデザインも好きなんですが、それゆえにグリップもコンパクトなので少々持ちにくいです。
背面のQボタンのある親指を引っ掛ける出っぱり部分もコンパクトなので、指の引っ掛かりがいまいちなので、グリップしづらいです。
【X-T30】はアイカップが浅い
X-T30のファインダー部分(のぞき穴)にあるアイカップ(丸いゴムのパーツ)が浅くて、ファインダーを覗くとまつ毛がカメラに当たります。
男性のナチュラルまつ毛でさえ気になるので、女性のくるりんまつ毛なら、なおさら当たるのが気になるはずです。
これはGIZMODOでも同様のことを指摘していて、恐ろしく同感です。
手ぶれ補正がない&シングルスロット
こちらはα6400と同じです。
基本的に手ぶれ補正やダブルスロットは、上位モデルにしか搭載されていないので、入門機や中級機にはないことが多いです。
【X-T30】写真を楽しむならこのカメラ



今後、上位モデルを買ったとしても、サブカメラとして十分使っていけるスペックなので長く使っていけるカメラです。
▼静かで高速なAF、手ブレ補正が付いているのにコンパクトな標準ズームレンズキット
▼レンズが小さくて持ち運びやすい標準ズームレンズキット

▼2本のズームレンズで風景・人物撮影〜子供の運動会までオールジャンルで撮影OKなダブルズームキット

☞さらに詳しいFUJIFILK(富士フイルム)【X-T30】のレビューはこちら


おすすめNo.4:OLYMPUS(オリンパス)【OM-D E-M10 Mark III】
「OM-D E-M10 Mark III」はオリンパスのミラーレスカメラの入門機です。
OM-D E-M10 Mark IIIは、今回紹介する中で唯一のマイクロフォーサーズセンサーのカメラです
ファミリー層や初心者向けのカメラですが、見た目も操作感も想像以上に本格的なカメラです。
【OM-D E-M10 Mark III】の基本情報
※表は横へスライドできます
発売日 | 2017年9月15日 |
センサーサイズ | マイクロフォーサーズ(4/3型 Live MOS センサー) |
画像処理エンジン | TruePic VllI(最上位機種E-M1 Mark IIと同じ) |
有効画素数 | 1605万画素 |
記録媒体 | SDメモリーカード(SDHC、SDXC、UHS-I,II、Eye-Fiカード対応) |
AF測距点 | 121点(コントラストAF) |
連続撮影枚数/秒 | 8.6コマ |
動画 | 4K(3840 × 2160) |
モニター | 3.0型 可動式液晶(タッチパネル) |
自撮り | ✕ |
サイレント撮影 | ◯ |
ボディ内手ブレ補正 |
◯ |
防塵・防滴 |
✕ |
内蔵フラッシュ | ◯ |
WiFi | ◯ |
Bluetooth | ✕ |
大きさ | 121.5mm(幅) × 83.6mm(高さ) × 49.5mm(奥行) |
重量 | 約410g(バッテリー、メモリーカード含む) |
ボディーだけの販売もしていますが、初めてカメラを買う人はダブルズームキットを買うのがオススメ!


【OM-D E-M10 Mark III】実写レビュー
カメラの説明よりもOM-D E-M10 Mark IIIで「どんな写真が撮れるのか」が一番気になると思います。
「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8(35mm判:34mm相当)」と「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8(35mm判:50mm相当)」の2本を装着して撮影してきましたので、作例としてご覧ください。
まずは陽が落ち、暗くなる直前の写真。
調整をしていない撮ったまんまの写真です。
オリンパスは本当に青が綺麗!
ガスランタンのやわらか明かりを写しつつも、テーブルのごちゃっと感はボカすことで、雰囲気のある写真になりました。
明かりに吸い寄せられるように蛾が迷い込んできました。
テーブルに馴染むことなく立体的に写せて、羽根の模様も綺麗に描写できます。
25mmのレンズで絞りは開放F1.8、エビスの缶だけにピントが合わせました。
センサーサイズが小さいマイクロフォーサーズのカメラは、フルサイズやAPS-Cのカメラに比べてボケにくいのですが、単焦点レンズを使えばこれだけしっかりとしたボケ味を楽しむことができます。
トイレにある電灯。
雨が降っていた為、草木が電灯の光に照らされてピカピカと綺麗だったので撮影した一枚。
もう一枚はカメラを地面に近ずけて、手前にアクセントとして草に付いている雨粒を丸いボケとして写してみました。
雨だからこそ撮れる写真です。
OM-D E-M10 Mark IIIは液晶モニターの角度を変えることができる為、自分がしゃがむことなく、モニターを上に向けて、カメラを下に下ろすだけでこういう写真が簡単に撮れます。
ハイボール。
氷の立体感と透明感もちゃんと写すことができて、反射する光も綺麗です。
開放F1.8で撮ったトレッキングシューズ。
100%の大きさで見てみると、開放F1.8なのに靴ひもの編み目までくっきり見える位にビシッとピントが合っています。
でもそこはF1.8、左奥側の地面はなだらかにちゃんとボケっていっています。
こちら3枚は「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8」で撮った写真。
引いて撮れば風景写真を撮ることもできるし、撮りたいものにぐっと寄れば、手前や後ろを思いっきりボカした写真を撮ることもできます。
この写真もモニターを上向きにしてカメラだけ地面に近づけて撮った一枚。
液晶モニターが固定式のカメラでこういう写真を撮るのはとても大変です。
25mmのレンズで銅像のポートレート写真。
この写真は銅像ですが、赤ちゃんや子供、女性もふんわり柔らかい雰囲気で撮ることができます。
もちろん男性もカッコよく撮れますよ。
アートフィルターの「ジオラマ」を使うと、こんな感じで画面中央だけ残し、その周辺はいい感じでボケる写真が撮れます。
ピークを過ぎた少し枯れかかってる紫陽花の情緒や、流れる川のきらめき、凛とした花の姿からカレーまで、あらゆる場面もちゃんと写真に残すことができます。
【OM-D E-M10 Mark III】のおすすめポイント


「OM-D E-M10 Mark III」のおすすめポイントはこんな感じ。
- 小さく、軽くて、持ちやすい
- 操作性がいい
- ファインダーが見やすい
- 瞳AFもバッチリ!高速・高精度のオートフォーカス
- 可動式モニターが便利
- 入門機なのに手ぶれ補正機能が搭載
【OM-D E-M10 Mark III】は小さくて、軽くて持ちやすい
OM-D E-M10 Mark IIIは手のひらに乗るくらいコンパクトなカメラ。
カメラの重さはバッテリー、メモリーカード含めてたったの410g!(写真はボディキャップの分だけ重くなっています。)
500mlのペットボトルよりも軽い!
ボディーが重いと持ち歩くのが面倒になるので、ボディーの軽さは重要!
荷物の多いママでも気軽に持ち歩けるサイズのコンパクトなボディーです。


持ちやすさのポイントは、右手の親指のでっぱり部分にあり!
とてもコンパクトなカメラですが、親指グリップだけはカメラに似合わない位、しっかりしたもの。
カメラはコンパクトなので、小指と薬指は下に飛び出してしまいますが、この親指グリップのおかげでカメラをしっかりとグリップできるようになっていて、持ちやすいさは抜群です!
【OM-D E-M10 Mark III】は操作性がいい
私は普段キヤノンと富士フィルムのカメラを使っているのでオリンパスのカメラは使い慣れていませんが、初めて触ったのに「とにかく操作しやすい!」というのが第一印象。
ダイヤルのクリック感もしっかりしていて、入門機とは思えない作りになっています。
とにかくシャッターを押した感じが最高!
「一眼レフで写真を撮ってる!」と思わせてくれるシャッター音と感触。
とにかくシャッターを押してみて欲しい!
写真を撮るのが楽しくなるカメラです!
これは地味だけど大事なポイントだったりします。
【OM-D E-M10 Mark III】はファインダーが見やすい
入門機だとファインダーから見える景色が遠くに見えて見にくかったりするのですが、OM-D E-M10 Mark IIIのファインダーはとても広くて見やすいです。
OM-D E-M10 Mark IIIのファインダーは電子ファインダーというタイプで、ファインダーの中に液晶画面があり、そこに映し出されたそのままの明るさや色味で撮影することができるので失敗しにくいです。
【OM-D E-M10 Mark III】はオートフォーカスが速い
ピントを合わせられる範囲は最上位機種のOM-D E-M1 Mark IIと同じ121点あり、とにかく快適なピント合わせが可能。
キットレンズでもオートフォーカスが早く、ビシッとピントを合わせることができるので気持ち良く撮影することができます。
瞳AF機能も搭載されているので、カメラが人物の瞳を自動感知してピントを合わせることができるため、とても人物撮影もしやすいです。
【OM-D E-M10 Mark III】は「タッチAFシャッター」と「可動式モニター」が便利
OM-D E-M10 Mark IIIには、モニター画面に触れて撮影できるタッチAFシャッター機能があるので、モニター上でピントを合わせたい場所に指を触れるだけで、高速でピントが合って、そのまま写真を撮ることができます。
液晶モニターは上下方向に角度を変えることができるチルト液晶なので、子供目線のローアングルの写真も、手を伸ばして高い場所からのハイアングルの写真も、液晶の角度を変えるだけで簡単に撮影できます。
ピントを合わせられる範囲が広く、タッチシャッターで簡単にシャッターを押せることで、いい瞬間を逃さず写真を撮ることができます。

【OM-D E-M10 Mark III】は「手ぶれ補正」が搭載されている
引用:オリンパス
OM-D E-M10 Mark IIIはボディー内に「手ぶれ補正」を搭載しています。
強力な手ぶれ補正が付いていることで、夜景や暗い屋内での撮影、望遠レンズを使った撮影などの手ぶれが発生しやすいシチュエーションでも、手ぶれを抑えてくれるので、ぶれのない綺麗な写真を撮ることができます。
また、動画を撮影する時も強力な手ぶれ補正が効くので、三脚などを使わなくても手持ちで綺麗な動画を撮影できるのもおすすめポイントのひとつ。
下の夜景の写真は、都庁の展望台からの景色です。
三脚は使わず、手で持って撮影しました。
標準ズームレンズは暗い場所を撮絵するには向かないレンズですが、感度をISO6400まで上げて、シャッタースピードを1/6まで落として撮影しました。
手ぶれ補正の付いていないカメラだった場合、手ぶれをしてしまい、ぼやっとした写真になってしまいますが、実物の夜景以上に明るく綺麗に撮ることができました
【OM-D E-M10 Mark III】はスマホに写真を転送できる
カメラで写真を撮ると、データをパソコンに移すのが面倒ですよね。
そもそも、パソコンを持っていない方も多いかもしれません。
OM-D E-M10 Mark IIIはスマホと接続できるので、撮った写真をスマホへ転送して、そのまま保存が出来ます。
写真を撮ったその場でInstagramやTwitterなどのSNSにアップできたり、友達に写真をシェアできるので便利です。
【OM-D E-M10 Mark III】のいまいちポイント


【OM-D E-M10 Mark III】は背景のボケる写真が撮りずらい
OM-D E-M10 Mark IIIは「マイクロフォーサーズ」というサイズのセンサーで写真を記録しています。
はじめに説明したように、フルサイズセンサーやAPS-Cセンサーに比べて、ボケる写真が撮りにくいんです。(詳細は長くなるので今回は割愛します。)
しかも、レンズキットに付いている標準ズームレンズは、大きくボカす写真には向いていません。(絞り値(=レンズに入る光の量を調整する仕組み)が大きく、絞り値が大きい程ボケにくい。)
でも、単焦点レンズの絞り値が小さいレンズ(開放値がF1.4やF1.8など)を使えば、OM-D E-M10 Mark IIIなどのマイクロフォーサーズのカメラでも、十分にボケの綺麗な写真を撮ることができます。
作例でお見せした写真はすべて「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8(35mm判:34mm相当)」と「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8(35mm判:50mm相当)」という絞り値が小さい2本の単焦点レンズで撮影したものです。

【OM-D E-M10 Mark III】コスパ最強




☞さらに詳しいOLYMPUS(オリンパス)【OM-D E-M10 Mark III】のレビューはこちら
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おすすめNo.5:Canon(キヤノン)【EOS Kiss M】
「EOS Kiss M」はキヤノンのミラーレスカメラの入門機です。
4機種ある入門機の中で上から数えて3番手の機種。
ただ、 EOS Kiss Mは他の機種にはない機能も多く、性能的にも上位2機種よりも優れている部分もあります。
【EOS Kiss M】の基本情報
※表は横へスライドできます
発売日 | 2018年3月23日 |
センサーサイズ | APS-Cサイズ(約22.3×14.9mm) |
有効画素数 | 約2410万画素 |
写真の記録形式 | JPEG/RAW |
使用レンズ | キヤノンEF-Mレンズ (マウントアダプターを使用すればEF、EF-Sレンズも使用可能) |
記録媒体 | SDカード(SD、SDHC、SDXC(UHS-I対応)) |
AF | デュアルピクセルCMOS AF方式 |
AF測距点 | レンズにより143点(横約88%、縦約100%) もしくは99点(横約80%、縦約80%) |
連続撮影枚数/秒 | 最高7.4コマ |
動画 | 4K(3840×2160)24p |
動画の記録形式 |
MP4 |
モニター | ワイド3.0型/約104万ドット(タッチパネル) |
自撮り | ✕ |
サイレント撮影 | ✕ |
ボディ内手ブレ補正 |
✕ |
防塵・防滴 |
✕ |
内蔵フラッシュ | ◯ |
WiFi | ◯ |
Bluetooth | ◯ |
大きさ | 約116.3mm(幅)×88.1mm(高さ)×58.7(mm奥行) |
重量 | ブラック:約387g/ホワイト:約390g(バッテリー、メモリーカード含む) |


【EOS Kiss M】のおすすめポイント


「EOS Kiss M」のおすすめポイントはこんな感じ。
- レンズキットの種類が豊富
- 小さくて軽い
- 操作が簡単
- オートフォーカスが速くて、ピントも合わせやすい
- 自撮りも簡単にできるバリアングル液晶モニター
- 撮った写真はすぐにスマホへ転送できる
【EOS Kiss M】はレンズキットが豊富で自分にあったセットを選べる
EOS Kiss Mはレンズキットの種類が豊富で、自分にあった組み合わせを選ぶことができます。
レンズキットは全部で4種類。
▼レンズが小さくて持ち運びやすい標準ズームレンズキット

▼2本のズームレンズで風景・人物撮影〜子供の運動会までオールジャンルで撮影OKなダブルズームキット

▼標準ズームと望遠ズームを合わせた最強の高倍率ズームレンズキット

▼標準ズームレンズと単焦点レンズの両方を楽しめるダブルレンズキット
☞レンズキットの詳細はEOS Kiss Mのレビューをご覧ください
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【EOS Kiss M】は小さくて軽い
EOS Kiss Mにレンズキットの標準ズームレンズを装着した重さがは517g。(バッテリー、メモリーカードも含める)
500mlのペットボトル程度の重さしかありません。
カメラの横幅(116.3 mm)は、旧iPhoneSEを横にした幅(123.8 mm)よりも短いです。
小さくて軽いので、気軽にバックに入れて持ち運べます。
荷物の多い子育て中のパパ、ママにおすすめのカメラです。
【EOS Kiss M】は操作が簡単
カメラにダイヤルやボタンがたくさんあると、どれを押したらいいか迷いますよね。
でもEOS Kiss Mはボタンが少ないので、カメラの操作が簡単。
カメラの上部のボタンはたったこれだけ。
カメラの背面にはこれだけ。
難しい操作はないから、初心者でもすごく使いやすいカメラです。
【EOS Kiss M】はオートフォーカスが速くて、ピントも合わせやすい
EOS Kiss Mは最新の映像エンジンDIGIC 8を搭載しているため、ピントを合わせが早いです。
また、ピントを合わせられる範囲はファインダーの表示画面の横88%×縦100%と広く、ピントを合わせるポイント(測距点)は最大143点もあり、とにかく快適なピント合わせが可能です。
上位2機種と比較してみても、負けている部分はありません。
*表は横へスライドできます。
EOS M5 | EOS M6 Markell | EOS Kiss M | |
測距エリア | 最大 横80%×縦80% | 最大 横80%×縦100% | 最大 横88%×縦100% |
測距点 | 最大 49点 | 最大 143点 | 最大 143点 |
▼ピントを合わせられる範囲のイメージ
瞳AF機能も搭載されているので、カメラが人物の瞳を自動感知してピントを合わせることができるため、とても人物撮影がしやすいです。
測距エリアの範囲と測距点の数は使用レンズによって異なります。
センサー面の横88%×縦100%のエリア、測距点は143点が使用できるレンズはキットレンズに含まれているものだと2本のみ。
- EF-M18-150mm F3.5-6.3
- EF-M55-200mm F4.5-6.3
EF-M15-45mm F3.5-6.3とEF-M22mm F2についてはセンサー面の横80%×縦80%のエリア、測距点は99点となります。
【EOS Kiss M】は自撮りも簡単にできるバリアングル液晶モニター
EOS Kiss Mの液晶モニターは上下左右に角度を変えることができるバリアングル液晶モニターです。
液晶モニターが動かせるので、子供や動物の目線に合わせてカメラを低く構えたり、手を伸ばして高い場所からのハイアングルの写真も簡単に撮影することができます。
液晶モニターを180度反転させることもできるので、モニターを見ながらの自分撮りも簡単。
タッチシャッター機能もあるので、液晶画面を見てピントを合わせたい場所に指を触れるだけで、高速でピントを合わせてくれて、そのまま写真を撮ることができます。
スマホ感覚で簡単に写真が撮れるカメラです。
- ピント合わせの範囲が広い
- バリアングル液晶
- タッチシャッター
= いい瞬間を逃さずに写真を撮ることができる
【EOS Kiss M】はスマホと接続で写真の保存が簡単
引用:Canon公式
写真をたくさん撮ると、データをパソコンに移すのが面倒ですよね。
そもそも、パソコンを持っていない方も多いかもしれません。
でも EOS Kiss Mはアプリを使って撮った写真をスマホへ転送できて、そのまま保存まで出来てしまいます。
保存した写真は早速SNSに投稿したり、友達や家族で写真をシェアするのも簡単です。
【EOS Kiss M】のいまいちポイント
実際に使ってみてイマイチだなと思ったポイントを紹介します。
【EOS Kiss M】はボタンのカスタム機能がない
EOS Kiss Mと同等のポジションのカメラ・SONYのα6000シリーズ(α6400やα6100)は自分がよく使う機能を各ボタンに割振ることができます。
ボタンをカスタムすることでめちゃくちゃ使いやすくなりますが、 残念ながらEOS Kiss Mにはボタンのカスタム機能がありません。
撮影をしながら設定の変更がしづらいのがデメリットですが、逆を言えば一度ボタンの操作に慣れてしまえば、迷うこともがなくなるので扱いやすいカメラだとというメリットでもあります。
【EOS Kiss M】はサイレント撮影(無音撮影)が専用モードでしか使えない
赤ちゃんの寝顔や演奏会、美術館などの周囲へシャッター音の配慮が必要な場面で役に立つサイレント撮影(無音撮影)ですが、EOS Kiss Mでは専用モード(SCN)でしか使用することができません。
しかも専用モード(SCN)を使用すると露出はカメラ任せにする必要があり、こちらで意図的にコントロールすることができなくなります。
ソニーやニコン、富士フィルムやオリンパスでは専用モードにすることなく、通常モードでサイレント撮影ができるのでEOS Kiss Mのサイレント撮影の仕様はとても残念です。

【EOS Kiss M】簡単操作で綺麗な写真が撮れる
EOS Kiss Mは何気ない日常を素敵な写真に残すのに最適なカメラです。
操作は簡単で、誰でも気軽に綺麗な写真を撮ることができます。
▼レンズが小さくて持ち運びやすい標準ズームレンズキット

▼2本のズームレンズで風景・人物撮影〜子供の運動会までオールジャンルで撮影OKなダブルズームキット

▼標準ズームと望遠ズームを合わせた最強の高倍率ズームレンズキット

▼標準ズームレンズと単焦点レンズの両方を楽しめるダブルレンズキット
☞さらに詳しいCanon(キャノン)EOS Kiss Mのレビューはこちら
☞一眼レフカメラに興味があるならCanon(キヤノン)EOS X9iもおすすめです
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初心者におすすめするカメラと選び方まとめ
この記事では「【2020年】初心者におすすめするカメラとその選び方【PD・Qi対応・大容量・薄型】」について書きました。
「おすすめのカメラ」といっても、大きさや重さ、デザイン、オートフォーカスの性能、写真の写り方と、それぞれ個性やおすすめポイントは違います。
どんな時に使いたいか、どんな写真を撮りたいか、によって「あなたに合うカメラ」は違います。
「あなたに合ったカメラ」を見つけてみてください。
どのカメラを買おうか悩むのもまた楽しいですよね!

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